注目のお祭り( Xにポスト )
4月29日に行われる 山梨県 富士吉田市の 吉田胎内祭 は富士山の噴火で流出した溶岩流で形成された吉田胎内で、富士山を信仰の対象とする人々が噴火などの災害が少なくなることを祈願する神事で明治時代から続く。
4月27日の 岐阜県 飛騨神岡祭 は高山祭、古川祭と並ぶ飛騨三大祭のひとつ。総勢700名もの美しい祭行列や、大中小の神輿、鳥の毛冠をつけた子供たちが、鐘や太鼓を打ち鳴らしながら舞い踊る鶏闘楽が見どころ。
北海道 札幌市の 定山渓温泉渓流鯉のぼり は山々に雪が残る4月1日から新緑が芽生える5月12日まで、約400匹の鯉のぼりが豊平川上空を泳ぐ。ビューポイントは温泉街中心部にある月見橋からの眺め。
愛知県 半田市の地区ごとに3月16日から始まった 半田の春まつり は5月連休まで続く。金銀の刺繍幕に覆われた豪華な山車の引き回しや、からくり人形をはじめ、獅子舞や三番叟など見どころが多い祭りです。
沖縄県は南方の文化を受け入れる玄関口の位置にあり、琉球王朝と中国との交渉の歴史もあって、中国を中心とするアジア大陸の文化も移入された。この混交の中から沖縄の独自の文化が形成されているようですが、日本本土の文化も流れ込んでいるので、沖縄には多種の文化の影響が色濃く反映しています。
競技によって占いをする祭礼行事にはさまざまのものがありますが、島国の沖縄の各地には5月頃、ハーリー(爬龍船)といわれる舟漕競争があります。このハーリーには那覇型と呼ばれる娯楽を主としたハーリー、農耕儀礼の中で行われるハーリーと、他に農耕儀礼と那覇型の娯楽性を合体させた豊漁儀礼のハーリーがあるようです。娯楽性のハーリーとして那覇ハーリーはゴールデンウィークの間に那覇新港埠頭で行われる。船体の先に竜頭、船尾に竜尾の彫り物が飾られた大型の爬竜船を使うのが特徴で漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗持ち他6名と乗組員が42名にもなります。一方豊漁儀礼のハーリーとしては、糸満ハーレーが知られています。糸満では「ハーリー」を「ハーレー」と呼んで他所のハーリーと区別するほどに誇りを持っています。競漕は古い時代の集落である西村、中村、新島の3つのムラに分かれて、ムラ対抗で行われている。それぞれのハーレー舟には、12名(漕ぎ手10名、舵取り1名、鉦打ち1名、御願バーレーはデーフィが1名加わって13名)が乗り込み、各ムラの名誉のために覇を競い合うのです。
「エイサー」はあの世からの祖霊の集団と考えられ、在来からあった「エサオモロ」という集団舞踊に念仏踊りの影響が加わったものといわれています。8月に行われる沖縄全島エイサーまつりは1956年の「コザ市誕生」を機にスタートし、今では沖縄の夏の風物詩になるほどで、沖縄全島から選び抜かれた青年会やエイサー保存会、創作エイサー、子どもエイサーなど様々なエイサーが披露され、会場に鳴り響く唄三線、太鼓のリズムの迫力を存分に堪能出来る沖縄県内最大のエイサーまつりです。
種取りは種まき行事のことで、「種子取祭」は八重山諸島の各集落で行われていた稲作に伴う祭礼行事です。旧暦9月に行われる竹富町の種子取祭には各種の芸能が奉納されますが、奉納芸能は大きく舞踊(ブドゥイ)と狂言(キョンギン)とに、分けることができます。華やかな舞踊は女性の担当であり、勇壮また時にはひょうきんな狂言は男性の担当です。踊りと狂言には竹富島で生まれたものと、八重山の島々から取り入れたもの、さらには沖縄本島や本土から入って来たものなど、様々な種類のものがあります。
パーントゥは宮古島で行われている悪霊払いの行事で、旧暦9月の上旬に開催されます。地区から3人の青年がパーントゥに選ばれ、仮面をかぶってシイノキカズラというツル植物を纏い、さらに全身に泥を塗ります。この泥は「ンマリガー(産まれ泉)」と呼ばれる特別な泉から採取する神聖な泥です。祭り中は、このような出で立ちをした3体のパーントゥが町中を練り歩きます。
東西分かれた世界一のわら綱を約15000人の参加者で引き合う、10月の那覇大綱挽まつりは綱引きでその年の吉兆を占う沖縄県の風習から生まれたこのお祭りは、琉球王朝時代から続いているといわれます。全長は200メートル、総重量は約40トンもあり、鉦子(しょうぐ)の音と共にスタートし、「ハーイヤ」のかけ声を響かせながら勝敗を争う大綱挽きの迫力に目が離せません。
壺屋陶器まつりの壺屋焼(つぼややき)は、那覇市壺屋地区と読谷村などで焼かれる陶器です。琉球王朝時代から330年以上の歴史があり、登り窯を中心に灯油窯やガス窯なども用いながら伝統の技術と技法を受け継いでいます。
組踊は、せりふと沖縄の伝統的な音楽と舞踊、舞踊を基礎とした所作で展開される歌舞劇です。琉球王国の時代、中国皇帝から派遣される冊封使を歓待するために創作されたのがはじまりで、1719年に首里城で初演されました。演じ手の洗練された動きや演劇としての筋の展開とともに、三線(さんしん)を弾きながら歌う歌三線の音楽が重要で、登場人物の心情を切々と歌いあげます。また演じ手のせりふは「唱え(となえ)」とよばれ、独特の抑揚をもって唱えられます。
沖縄県の花は デイゴ
沖縄県の鳥は ノグチゲラ
沖縄県の木は リュウキュウマツ
沖縄県の魚は タカサゴ
沖縄県の蝶は オオゴマダラ
(沖縄県の公式ホームページ)