お祭りりんく 船祭り・舟漕ぎ競争

注目のお祭り( Xにポスト )

茨城県 笠間市かさま芸術の森で、4月29日から5月5日に開かれる 笠間の陶炎祭 。200人の窯元や陶芸家たちが一堂に集合して、色とりどりのうつわを見て触れて語り合う作り手と使い手が集う一大陶器市。
4月29日に行われる 山梨県 富士吉田市の 吉田胎内祭 は富士山の噴火で流出した溶岩流で形成された吉田胎内で、富士山を信仰の対象とする人々が噴火などの災害が少なくなることを祈願する神事で明治時代から続く。
北海道 札幌市の 定山渓温泉渓流鯉のぼり は山々に雪が残る4月1日から新緑が芽生える5月12日まで、約400匹の鯉のぼりが豊平川上空を泳ぐ。ビューポイントは温泉街中心部にある月見橋からの眺め。
愛知県 半田市の地区ごとに3月16日から始まった 半田の春まつり は5月連休まで続く。金銀の刺繍幕に覆われた豪華な山車の引き回しや、からくり人形をはじめ、獅子舞や三番叟など見どころが多い祭りです。


都道府県開催日開催地お祭りYouTubeWikipedia
北海道6月第2土曜日函館市南かやべひろめ舟祭り南かやべひろめ舟祭り函館市
青森県8月14日大間町大間町ブルーマリンフェスティバル大間町ブルーマリンフェスティバル大間港
岩手県10月中旬の金・土・日曜日釜石市釜石まつり
釜石祭り 門打ち釜石港
宮城県7月下旬の日曜日加美町ドラゴンカヌー大会
ドラゴンカヌー大会
ドラゴンカヌー大会 (加美町)
静岡県4月4日沼津市大瀬まつり内浦漁港祭大瀬祭り引手力命神社
三重県11月23日鳥羽市二船祭り二船祭
京都府7月の最終土・日曜日伊根町伊根祭
伊根祭
伊根祭
兵庫県5月最終土・日曜日相生市相生ペーロン祭(相生市公式ホームページ)相生ペーロン相生ペーロン祭
兵庫県10月第2土・日曜日赤穂市坂越大避神社の船祭り
大避神社 坂越の船祭り大避神社
和歌山県7月の第4土・日曜日串本町河内祭(串本町公式ホームページ)こおちまつり古座川
和歌山県10月15日・16日新宮市熊野速玉大社例大祭・御船祭熊野速玉大社で御船祭熊野速玉祭
鳥取県7月27日・28日琴浦町波止のまつり
波止のまつり神崎神社 (琴浦町)
島根県10年に1度 5月 次2029年松江市ホーランエンヤ
ホーランエンヤ
ホーランエンヤ (島根県)
島根県12月3日松江市諸手船神事諸手船神事諸手船
岡山県旧暦5月5日に近い日曜日笠岡市おしぐらんごおしぐらんご
おしぐらんご
広島県6月末と8月下旬の各日曜日尾道市因島水軍まつり 海まつり因島水軍まつり海まつり
因島水軍城
広島県8月13日大崎上島町櫂伝馬櫂伝馬大崎上島櫂伝馬競漕
山口県6月の第1日曜日萩市おしくらごう
おしくらごう
愛媛県7月中旬今治市三島水軍鶴姫まつり三島水軍鶴姫まつり
鶴姫 (大三島)
愛媛県7月下旬の日曜日今治市宮窪 水軍レース水軍レース大会水軍
高知県8月上旬の日曜日須崎市ドラゴンカヌー大会ドラゴンカヌー大会
長崎県7月の最終日曜日長崎市長崎ペーロン選手権大会
長崎ペーロン選手権大会
長崎県10月10日から14日壱岐市聖母宮例大祭
壱岐勝本聖母宮大祭
大分県1月1日豊後高田市ホーランエンヤ
ホーランエンヤホーランエンヤ (大分県)
鹿児島県10月下旬の日曜日南大隅町ドラゴンボートフェスティバル
津奈木海龍 決勝戦
ドラゴンボート
沖縄県5月3日から5日那覇市那覇ハーリー
那覇ハーリー
那覇ハーリー
沖縄県旧暦の5月4日糸満市糸満ハーレー糸満ハーレー糸満ハーレー

青森県 

大間町ブルーマリンフェスティバルは港のお祭りらしくマグロの解体ショーや舟競争大会が行われ、毎年多くの人でにぎわいます。特に舟競争大会では一位には豪華賞金が出るので、非常に白熱したバトルが展開され、観客も魅了されます。そして夜には大曲の花火師が手掛ける花火が夜空を飾り、大間の熱い夜を締めくくります。

岩手県 

10月 釜石まつりは、古くから伝わる尾崎神社の祭典と釜石製鉄所の守護神社である山神社の祭典を合同で開催するおまつりです。土曜日の曳舟まつりは釜石まつりの最大の呼び物になっており、海上渡御や大漁旗で飾られた多くの漁船が周航するなど大いに賑わいをみせます。日曜日には、市内目抜き通りを、虎の装束を身に着けた踊り手が時に勇壮に時にコミカルに、表情豊かな舞いを見せる虎舞や神楽、山車や手踊りのほか両神社の神輿が渡御するなど、もっとも釜石らしいおまつりです。

静岡県 

4月 大瀬まつり内浦漁港祭は各地の大魚旗を付けて飾り立てた漁船が集まり、派手な襦袢を着た若者が乗り込んで「馬鹿囃子」で囃したてる。大瀬神社に着いた漁船から石を詰めた俵が海に投げ込まれ、若者がその石俵を拾い上げ神社に奉納する、大漁と航海の安全を祈る祭りです。

京都府 

舟屋が並ぶ独特の風景で知られている伊根町で、大祭の時には「海の祇園祭」とも呼ばれている伊根祭は祭礼船が仕立てられ、社前で稚児舞、太刀振り、神楽が奉納されるが、大祭になると船屋台行事が行われる。和船七隻を横に並べ、これに屋台を組み立てて歌舞伎狂言を演じるという珍しい形態を伝えている祭りです。

兵庫県 

相生湾で開催される相生ペーロン祭は播州路に初夏を告げる一大イベントです。ペーロン祭りの醍醐味は、なんといっても海上で繰り広げられる船のレース、ペーロン競漕です。太鼓やドラが鳴り響く中、ペーロン船に乗り込んだ出場者たちが力強く船をこいでいく姿は迫力たっぷりで、漕ぎ手のリズムとタイミングを取るため、ドン!デン!ジャン! と打ち鳴らされる太鼓と銅鑼(ドラ)の音は勇壮で、まさに龍が水面を駆けるようで、見る者の心を熱くさせます。
10月 赤穂市坂越の坂越大避神社の船祭りは、瀬戸内三大船祭りとも呼ばれる盛大な御船祭りです。獅子舞や櫂伝馬の競争などもあるが、生島に御旅が行われる櫂伝馬、獅子船、頭人船、楽船、神輿船、議員船、歌船の順での海上渡御は圧巻です。

和歌山県 

串本町の河内まつりは古座川の河口から神額を御舟に積んで上流にある河口島まで運んで祭儀を行う祭りです。屋島の源平合戦の時に、源氏に味方した古座地方の熊野水軍が戦勝祈願や凱旋報告をした祭りが伝えられたといわれています。また、この祭りには古座獅子の奉納や戦合(センゴウ)と呼ばれる少年たちの櫂伝馬の競漕があり祭りを盛り上げます。
10月の熊野速玉大社例大祭・御船祭は最初に神輿渡御式があり、楽人の奏でる雅楽の調べと共に、御神輿、太鼓等の渡御の行列が町なかを練り歩きます。そして速玉大社近くの乙基(おとも)河原へ到着すると、氏子各地区の船で早船競漕が始まります。上りと下りの競漕があり、御船島を3周する白熱したレースを展開します。

鳥取県 

7月 琴浦町の赤碕地区にある神崎神社の例大祭にあわせ、2日間開催される波止のまつりは、初日、御旅所での神事と打上花火が行われます。会場近くの菊港から打上がる花火は間近で見られ、炸裂音とともに迫力ある色とりどりの花火が舞い上がり、海面に映し出される景色はとても綺麗です。2日目は神崎神社の例大祭が行われ、船御幸では、神崎神社の神輿や神官を乗せ、赤や白の旗で飾った舟が町内の沖を一周し、豊漁と安全を祈願します。

島根県 

5月に松江市で10年に1度開催される、城山稲荷神社式年祭のホーランエンヤは神輿を乗せた御座船を中心に、これを引く五組の櫂伝馬船、さらにこのまわりに五色の幟(のぼり)をはためかした神楽船や奉迎船などの伴船がつく。50艘から100艘にもなる船が水上を渡るのは壮観です。
12月 天津神の使いと事代主命が国譲りについて話し合いをした伝承に因んで行われる、美保神社の諸手船神事は白装束の氏子たちが2隻の「諸手船」に乗り込み、太鼓の音に合わせて威勢のいい声を上げ海へと漕ぎ出していきます。対岸の社の下を折り返すと岸まで競争し、櫂で激しく海水を掛け合う。諸手船に天津神の使いの神が乗り、美保関に住む事代主命のもとに国譲りの意見を聞きに来る様を再現するのです。

岡山県 

笠岡市のおしぐらんごは源平の舟いくさが発端で「船漕ぎの競争」とも言われています。2隻の和船に6人ずつのこぎ手が乗り、源氏方と平家方に分かれて金浦湾の沖合いから陸の方をめざして競争します。漁業者の減少から一時は中止となったが地元の努力により復活し、盛大に挙行されています。

広島県 

6月と8月にある因島水軍まつり海まつりは、鎧兜を身に着けた武将が登場する「島まつり」、暗闇の中で幻想的な大松明が練り歩く「火まつり」、村上海賊が使っていた船を再現した「小早(こはや)」レース「海まつり」の三つで構成されますが、見ものは、約1キロメートルのコースを競う「小早」レースで、櫂のこぎ手と舵取りの船頭、太鼓を打つ人が力をあわせて船を漕ぐ姿が勇壮です。海上からの太鼓の音が鳴り響き、木造船が疾走する風景は因島の夏の風物詩となっています。

山口県 

萩市の玉江浦はかってこの付近の最大の漁村であり、若者宿によって漁民としての訓練が行われ、この地の弁天祭におしくらごうと呼ばれる和船競争を行った。毛利公のお声がかりが起源と伝えているが、五丁櫓の和船で海上競争を行い、櫂かきで旗を抜き取り持ち帰る、若者のエネルギーが一気に発散する勇壮な行事です。

長崎県 

かって船競漕は、その勝敗によって吉凶を占う行事でした。長崎港で初夏に行われる長崎ペーロン選手権大会の「ペーロン」には、中国の詩人屈原の霊を慰めるために始められた船競漕であるとの伝承が残されているようです。現在この大会は各地区の選抜チームが覇を競い、近年は、中国や兵庫県相生市との親善交流も行われています。なお、同じような船競漕には沖縄のハーリーがあります。

沖縄県 

競技によって占いをする祭礼行事にはさまざまのものがありますが、島国の沖縄の各地には5月頃、ハーリー(爬龍船)といわれる舟漕競争があります。このハーリーには那覇型と呼ばれる娯楽を主としたハーリー、農耕儀礼の中で行われるハーリーと、他に農耕儀礼と那覇型の娯楽性を合体させた豊漁儀礼のハーリーがあるようです。娯楽性のハーリーとして那覇ハーリーはゴールデンウィークの間に那覇新港埠頭で行われる。船体の先に竜頭、船尾に竜尾の彫り物が飾られた大型の爬竜船を使うのが特徴で漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗持ち他6名と乗組員が42名にもなります。一方豊漁儀礼のハーリーとしては、糸満ハーレーが知られています。糸満では「ハーリー」を「ハーレー」と呼んで他所のハーリーと区別するほどに誇りを持っています。競漕は古い時代の集落である西村、中村、新島の3つのムラに分かれて、ムラ対抗で行われている。それぞれのハーレー舟には、12名(漕ぎ手10名、舵取り1名、鉦打ち1名、御願バーレーはデーフィが1名加わって13名)が乗り込み、各ムラの名誉のために覇を競い合うのです。

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