注目のお祭り
これから夏場にかけて盛んに行われる鵜飼いは、飼いならした鵜(ウ)を使ってアユなどを獲る伝統漁法で夏の風物詩です。平安時代から貴族や武士などが鵜飼見物を行ってきた歴史があって、今でも各地で観光としての鵜飼が行われています。
5月11日から始まる岐阜県長良川の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼で鵜飼いはスタートし、
5月下旬の土曜日(今年は24日)は富山市の売比河鵜飼祭があります。
5月20日から大分県日田市の水郷日田の鵜飼、
6月1日からは愛知県犬山市の木曽川鵜飼と広島県三次市三次の鵜飼と山口県岩国市の錦帯橋の鵜飼と愛媛県大洲市の大洲のうかいが始まる。
7月に入ると京都宇治市宇治川の鵜飼と京都嵐山の嵐山の鵜飼が始まり、
7月20日の山梨県笛吹市の笛吹川 石和鵜飼が始まると本格的な鵜飼いシーズンを迎えます。
1月 一之瀬高橋の春駒は道祖神祭りに行われるもので、春駒すなわち馬は、蚕の守護神だとする信仰が古くからあり、当地の織物生産と結びついてきたものといわれる。竹で作った馬の頭と胴の間に踊り手が入り、騎乗姿で鮮やかに踊る。小正月を迎える芸能の一種として貴重な伝承を残しています。
湯村温泉郷の奥にある塩澤寺の厄除け地蔵尊大祭は2月13日の正午から14日の正午まで地蔵尊の耳が開くといわれており、この間に願いを聞き届けてもらいたい信者が大勢お詣りをします。祭りの日は真夜中でも参詣者が絶えないので、沿道には露店が出て賑わい、甲府盆地に春を呼んでくる祭りです。
4月 天津司の舞(てんづしのまい)は小瀬町にある天津司神社に古くから伝わる日本最古の人形芝居とも言われる伝統芸能で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。等身大で出来た9体の木造人形で田楽舞を演じる特異な舞です。
信玄公の命日である4月12日、武田神社例大祭に合わせて武田二十四将騎馬行列が行われます。風林火山の旗をはためかせ、信玄公と一般参加者が扮した二十四将はじめ総勢約200人の行列が武田神社を出発し市内一円をパレードする。沿道には観光客があふれ、恒例の春の時代絵巻を楽しめます。
富士吉田市の吉田胎内祭は、937年に起きた富士山の噴火で流出したとされる溶岩流で形成された吉田胎内で、富士山を信仰の対象とする人々が、富士山噴火などの災害が最小限になることを祈願する神事で明治時代から続く。
5月 甲州市勝沼の大善寺の藤切り祭は、修験道の開祖である役小角が金峰山で大蛇を退治したという伝説からはじめられたつたえられています。祭りの中心となる「藤切りの神事」は、修験の秘儀とされている。境内に高さ5メートルの神木が立てられ、長い藤蔓が吊り下げられる。大蛇に見立てているのである。修験者の祈祷が終わると、修験者が神木に登って藤蔓を切り落とす。人々は一斉に藤蔓に飛びかかってこれを引きちぎり、家に持ち帰って災難除けと開運のしるしとして大切に飾ります。
富士吉田市では6月30日に富士山開山前夜祭が開かれます。まずは金鳥居市民公園で神職からお祓いを受け、山伏のホラ貝の音と共に北口本宮冨士浅間神社までパレードが始まり、にぎやかな富士山の開山シーズンを告げます。7月1日が開山祭です。
7月 丹波山村のささら獅子舞は祇園祭で奉納される獅子舞で、300年来続いている伝統行事です。獅子3頭とこれを取り巻く4人の「花笠のささら」と2人の「白刀」が1組となり、笛・太鼓のお囃子の音に合わせ激しく村中を練り歩きます。飛龍権現、川上神社、第六天神社、子の神社、とまわり、最後の熊野神社での奉納は人気の演目「白刃の舞」で、白刃の2人が体をくねらせ、よじり、せり上がり、獅子に切りつける渾身の演技があります。
8月 南部の火祭りは、盆行事の迎え火や送り火の行事が火祭りとして習合されたもので、この火祭りには、灯籠流しの「川施飢餓」と「投げ松明」、「百八灯」の三つがあります。子供たちによる「投げ松明」は、高さ10メートルほどの竿を立てて、その竿頭に藁を詰めた籠を取付け、この籠を目掛けて松明を投げ上げる。松明が籠に当たり燃え上がると、夜空が一段と明るくなるという珍しい祭りです。
富士山の「お山じまい」を告げるのが吉田の火祭りである。富士山の祭神「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」が燃えさかる火の中で出産したという「古事記」伝説から来ており、大松明が点火された時、夕闇の中で参道が火の海になる壮大な祭りです。
9月 安産祈願の祭りは山中湖村の山中明神例大祭 安産祭りです。その昔、都から落ちてきた公家の娘が三国峠で子供を産んだが、そのまま母子ともに亡くなってしまった。姫の遺言によりその遺骸は諏訪神社の近くに埋葬されたとの伝説があり、その時から安産を祈願する祭りが例祭にあわせて行われるようになったといわれています。
10月 六角堂切子祭りは、その昔、御岳昇仙峡の金桜神社の巫女が六角堂を訪れ堂内でお籠りしている若者に切絵の技法を伝授したのがはじまりで、いつの頃か修験者がこれを護符として配りはじめ、これが手芸化して、地区の住民らが精魂こめて作った切子を奉納し、発表するようになって来ています。
信玄公祭りは武田信玄公と上杉謙信が激突した「川中島大合戦」に出陣する様子を忠実に再現したお祭りです。燃え盛る篝火の中、鎧兜(よろいかぶと)で身を固め、「風林火山」の旗をなびかせて騎馬武者たちが勇壮に出陣する様子は戦国ロマンを連想させます。
富士吉田市は、1000年以上の歴史を持つ織物の産地です。この伝統ある織物産地をさらに活性化させるために誕生したのが、「ハタオリマチフェスティバル」(通称:ハタフェス)です。このイベントでは、地元のファクトリーブランドをはじめ、全国から集まったクラフト作品、グッズ、フードの出店者がマーケットを展開します。また、ワークショップや音楽イベントなど、多彩な企画が用意され、2日間で数万人が訪れる大規模な催しとなっています。
山梨県の花は フジザクラ
山梨県の鳥は ウグイス
山梨県の木は カエデ
山梨県の獣は カモシカ
(山梨県の公式ホームページ)
