注目のお祭り
1月から2月にかけて日本の各地で寒中みそぎ、水かけ祭り、はだか祭りが行われる。
寒中みそぎとしては北海道木古内町の佐女川神社の寒中みそぎ祭り、宮城県栗原市の小僧不動の滝寒中みそぎ、茨城県の鹿島神宮 大寒禊、福井市の足羽神社 寒中みそぎなど。
水かけ祭りは岩手県一関市の大東大原水かけ祭り、福島県三春町の西方水かけまつりなどがある。
はだか祭りは、山形県庄内町のややまつり、新潟県糸魚川市のはだか胴上げまつり、新発田市 赤谷どんつきまつり、岐阜県大垣市の節分会はだか祭、愛知県稲沢市の尾張大国霊神社 はだか祭、京都市伏見区の法界寺裸踊り、大阪市天王寺区の四天王寺 どやどや、岡山市の西大寺会陽、長崎県五島市のヘトマト、宮崎市の青島神社 裸まいりなど数えきれないほどたくさんあります。 (はだかまつり)
2月に入ると節分があります。
1月 その仙台市の祭りは正月の松飾りやしめなわを焼納する正月送りの「ドンド焼き」大崎八幡宮 松焚祭は市内の造り酒屋の杜氏衆の裸詣りもあって境内は賑わいます。元々は、この時期に酒の仕込みを行う杜氏が、事故無く美味しいお酒ができるよう参拝したのが始まりとされています。この慣習は、江戸時代中期には定着していたそうです。
1月14日は おさきさん の名で親しまれ、地元の船乗りたちを中心に信仰を集める気仙沼市の 御崎神社どんと祭 があります。縁起物の郷土玩具 はじき猿や風車、さっぱ舟 などの露店が立ち並び、大勢の人出で賑わいます。
年の初めに稲の豊作を予め祝うことで、その年の豊作を願う芸能、秋保の田植踊は秋保地区の馬場・長袋(ながふくろ)・湯元の3地区に伝わる田植踊の総称です。踊り手は、華やかな花笠をかぶった早乙女を女子、道化役で口上役でもある弥十郎を男子、そして鈴振りを年少の男子がつとめ、稲作の様子を美しく振り付けた踊りを次々と踊ります。また、田植踊のほか数曲の余興踊も伝わります。
3月 日本三景松島の玄関口である塩竃市に鎮座する鹽竈神社の春の祭りの鹽竈神社帆手祭は塩竈さまの荒神輿として、300年間受け継がれてきた由緒深い祭です。重量約1トンの神輿を16名の白丁姿の若者が担ぎ、長い一直線の石段を駆けおりる勇壮さが見どころです。そのあとをきらびやかに着飾った稚児行列と清礎な巫が神輿に供奉して市内を練り歩きます。
4月 小迫の延年は「獅子舞」の悪魔祓いの舞から始まり、「献膳」と「御法楽」がある。さらに「入振舞」、「飛作舞」、「馬乗渡し」、「田楽舞」があるが、「飛作舞」で投げ出された扇子の奪い合い、「馬乗渡し」での流鏑馬の的と矢を奪い合うこと、「田楽舞」の笠の奪い合いなどは、手に入れた集落は豊作であるといわれ必死に奪い合いが行なわれてきたので、喧嘩祭とも呼ばれています。
春に強風が吹き下ろすことにより、大火が頻発したことから、風禍・火難から逃れようと祈願した祭りが火伏せの虎舞です。中国の故事「雲は龍に従い、風は虎に従う」に倣い、虎の威を借りて風を鎮めるべく、虎に扮して舞い踊りながら、色鮮やかな山車とともに練り歩きます。屋根の上で演じる虎舞に人気があります。
5月 大和町の船形山神社の梵天ばやいは梵天(ぼんてん)を奪い合い、これを授かった集落の者が、その梵天を小割にしてシデをつけてそれぞれの苗代の水口に立てるという祭りです。山の神が田の神になるという信仰のみられる祭りとして注目されます。
栗原市の花山鉄砲まつりは伊達藩の宿老遠藤守信の奥方が、病弱な幼君の健康を願って蔵王権現御嶽神社に祈願したところ、御利益があったため、鉄砲組に礼砲を撃たせたのが起源とされています。古式鉄砲行列や子ども行列など見どころが盛りだくさんで、なかでも古式技法に乗っ取った火縄銃が一斉に銃声を轟かせる発砲演舞は迫力満点です。
8月 仙台七夕まつりは古くは藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、古来の星祭りの優雅さと吹き流しなどの豪華な飾り付けで全国に名が知られています。このまつりの最大の特徴は、七夕飾りが「和紙」で作られていること。各商店が多様な和紙を用い、趣向を凝らした飾り付けが華やかです。
宮城県の花は ミヤギノハギ
宮城県の鳥は ガン
宮城県の木は ケヤキ
宮城県県の獣は シカ
(宮城県の公式ホームページ)