注目のお祭り
1月から2月にかけて日本の各地で寒中みそぎ、水かけ祭り、はだか祭りが行われる。
寒中みそぎとしては北海道木古内町の佐女川神社の寒中みそぎ祭り、宮城県栗原市の小僧不動の滝寒中みそぎ、茨城県の鹿島神宮 大寒禊、福井市の足羽神社 寒中みそぎなど。
水かけ祭りは岩手県一関市の大東大原水かけ祭り、福島県三春町の西方水かけまつりなどがある。
はだか祭りは、山形県庄内町のややまつり、新潟県糸魚川市のはだか胴上げまつり、新発田市 赤谷どんつきまつり、岐阜県大垣市の節分会はだか祭、愛知県稲沢市の尾張大国霊神社 はだか祭、京都市伏見区の法界寺裸踊り、大阪市天王寺区の四天王寺 どやどや、岡山市の西大寺会陽、長崎県五島市のヘトマト、宮崎市の青島神社 裸まいりなど数えきれないほどたくさんあります。 (はだかまつり)
2月に入ると節分があります。
岩手県
陸前高田市のけんか七夕は「七夕」という響きからは想像できない激しい太鼓の音とともに豪華絢爛な山車がぶつかり合う祭りです。起源は定かでなく、口承だけで詳しい来歴は不明で、近代以前に発祥して以来受け継がれ、その後徐々に盛んになり、戦後、一時期衰えたが、間もなく復活し、現在、4町内が山車を出し実施している。山車に若衆が乗り込み、アザフ(金剛寺のしだれ桜を模したものという)や短冊・くす玉・ボンボリなどで飾り立てた山車を繰り出し、町内や長部漁港をパレードした後、勇壮な「けんか太鼓」の囃子で山車をぶっつけ合う。
宮城県
8月 仙台七夕まつりは古くは藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、古来の星祭りの優雅さと吹き流しなどの豪華な飾り付けで全国に名が知られています。このまつりの最大の特徴は、七夕飾りが「和紙」で作られていること。各商店が多様な和紙を用い、趣向を凝らした飾り付けが華やかです。
秋田県
湯沢市の七夕絵どうろうまつりは、秋田藩佐竹南家七代目義安公に、元禄15年(1702年)、京都の公卿鷹司家から「おこし入れ」された姫君が、京都への郷愁の想いを五色の短冊に託し、青竹に飾りつけたのが始まりといわれています。期間中、家々では青竹に五色の短冊や吹流し等をつり下げて門前に飾るほか、浮世絵美人が描かれた大・小数百個の絵どうろうが通りに下げられます。その色彩と優雅さは夏の風物詩として人々を魅了します。
群馬県
夏越しの年中行事として、半世紀以上にわたり開催されている北関東最大級を誇る前橋七夕まつりは、県内外からたくさんの方が訪れます。商店街の皆さんによる伝統的な竹飾りや市内保育所(園)児の手作りの竹飾り、福祉施設の方々の手作り作品など多くの七夕飾りのほか、物産市など様々なイベントを開催し、夜遅くまで楽しめるお祭りです。
東京都
下町情緒があふれる七夕祭り、下町七夕まつりは浅草六区の西から道具街を横切り、上野にかけて1.2キロ続く「かっぱ橋本通り」にて毎年催されるおまつりです。商店街の方々や福祉作業所の方々による手作りの大玉や吹き流しが、通りを華やかに彩り、飲食販売の模擬店が並び、パレードや踊り、ストリートパフォーマンスなども行なわれてとても賑やかです。夜はライトに照らされた七夕飾りがキラキラと輝き、ライトアップされた東京スカイツリーを背景に幻想的な光景が見られます。
神奈川県
7月 湘南に夏の訪れを告げる湘南ひらつか七夕まつりは日本有数の七夕まつりです。中心街には約500本、市内全域で約3、000本の七夕飾りが掲出され中には、10mを超える大型飾りもあり、活躍中のスポーツ選手や人気の動物、キャラクターなどの流行り取り入れた飾りも大きな特徴です。パレードやステージイベント、地元グルメなども楽しめます。
新潟県
約120年前に始まった、両津七夕まつり・川開きは両津港の開港を記念した祭りです。七夕祭りでは子供達が主役となり鼓笛隊や子供山車などのパレードが見られます。川開きの日には佐渡人形芝居大会や鬼太鼓競演があり、祭りの最後には、水上花火やスターマインなど趣向を凝らした花火が約500発打ち上がります。当日は約60件の露店が軒を連ね、新潟ご当地グルメ・ぽっぽ焼きをはじめとした縁日グルメも楽しめます。
富山県
7月 戸出七夕まつりは高岡市戸出地区に伝わる伝統的な行事。この地方では7月7日は「男の子の節句」として受け継がれており、今でも男児のいる家庭では健やかな成長を願って七夕飾りを作り続けています。短冊、提灯、くす玉、吹き流しがバランスよく配された昔ながらの竹飾りを見ることができ、高さ18メートルのジャンボ七夕をはじめ、大小1500本の七夕飾りが商店街を彩ります。
8月1日からはじまる高岡七夕まつりは、高さ約20メートルのジャンボ七夕、大小1000本の七夕が街中に華やかに彩り、来場者も参加できる願い短冊、手づくり行灯、市民が手づくりで参加するマイ七夕など大小さまざまな七夕飾りが夏の夜空を彩ります。その他にも中心商店街一帯で民謡町流しなど色々なイベントが開催されます。
石川県
七夕は盆の準備を始める日で「七日盆」ともいい、宝立七夕キリコまつりは七日盆に祖先の霊を迎えるためのものといわれています。担ぎ出されるキリコとしては能登最大で、鉦や太鼓が打ち鳴らされるなか、高さ14メートルもの大キリコが約100人の若者たちに担がれて、沖の松明を目指し海中乱舞する姿は勇壮です。乱舞するキリコの上空に花火が打ち上がると、担ぎ手と観客の興奮もクライマックスに達します。
静岡県
清水七夕まつりは、昭和28年に清水市内(現:静岡市清水区内)の商店街を中心に、戦後の復興と商業のますますの発展を目指し開催されたのがはじまりで、清水に夏の訪れを告げる風物詩です。駅前銀座アーケード内では商店や市民団体などが掲出する色とりどりの七夕飾りが街中に設置されます。また、会場内の竹飾りの一番を決めるコンクールなども行なわれ、大変祭りが盛り上がります。
愛知県
8月 JR安城駅周辺の市街地で盛大に行なわれる安城七夕まつりは直径約2メートルのくす玉や電飾などの美しい竹飾りやイルミネーションなど、色とりどりの七夕飾りが通りにあふれます。また、学生や児童・園児らのマーチングパレード、安城七夕親善大使の市中パレード、DanSpoANJOダンスパレードや伝統芸能の三河万歳などのイベントが満載です。
島根県
8月 大東七夕まつりは、1570年代、毛利と尼子の戦いが終わり、七夕の夜に村人が笹竹の枝に短冊を飾り付けて、争いのない平和の世を祝ったのが始まりと言われ、約400年の歴史をほこる伝統あるお祭りです。日没とともに浴衣やハッピで着飾った子どもたちが、短冊や提灯などの七夕飾りをつけて、お囃子しながら、大提灯、山車とともに商店街を練り歩きます。子ども行列のあとには打ち上げ花火もあり、大東の夜を鮮やかに彩ります。
山口県
8月 山口七夕ちょうちんまつりは、大内氏の盆ちょうちんを受け継ぐ、約500年前から続く伝統のお祭りです。数万個の紅提灯で飾られ、光のトンネルのように美しく彩られます。提灯山笠が練り歩き、担ぎ手達の熱気で山口の街を盛り上げます。