お祭りりんく 長崎県 伝統のお祭り

   注目のお祭り

1月から2月にかけて日本の各地で寒中みそぎ、水かけ祭り、はだか祭りが行われる。
寒中みそぎとしては北海道木古内町の佐女川神社の寒中みそぎ祭り、宮城県栗原市の小僧不動の滝寒中みそぎ、茨城県の鹿島神宮 大寒禊、福井市の足羽神社 寒中みそぎなど。
水かけ祭りは岩手県一関市の大東大原水かけ祭り、福島県三春町の西方水かけまつりなどがある。
はだか祭りは、山形県庄内町のややまつり、新潟県糸魚川市のはだか胴上げまつり、新発田市 赤谷どんつきまつり、岐阜県大垣市の節分会はだか祭、愛知県稲沢市の尾張大国霊神社 はだか祭、京都市伏見区の法界寺裸踊り、大阪市天王寺区の四天王寺 どやどや、岡山市の西大寺会陽、長崎県五島市のヘトマト、宮崎市の青島神社 裸まいりなど数えきれないほどたくさんあります。 (はだかまつり

2月に入ると節分があります。

五島神楽

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

開催日開催地お祭りYouTubeWikipedia
1月3日五島市貝津の獅子こま舞貝津の獅子こま舞
1月上旬の日曜日五島市大宝の綱引き大宝の綱引き
1月10日佐世保市十日恵比須大祭十日恵比須大祭亀山八幡宮 (佐世保市)
1月第3日曜日
五島市ヘトマトヘトマト五島市
1月26日佐世保市佐世保のヤモード祭り(長崎県公式ホームページ)佐世保のヤモード祭り
1月最終日曜日佐世保市黒髪山 節分星まつり節分星まつり大智院 (佐世保市)
2月上旬の日曜日平戸市川内峠 野焼き川内峠で野焼き平戸市
2月最終土・日曜日佐世保市愛宕市愛宕市
3月初旬の1週間島原市島原初市しまばら初市
4月上旬から下旬長崎市長崎ハタ揚げ
長崎ハタ揚げ大会長崎市
4月から10月の神社例祭新上五島町五島神楽五島神楽新上五島町
5月の金・土・日曜日佐世保市早岐茶市
早岐茶市早岐茶市
旧暦6月17日佐世保市竜神祭(ひよひよ祭)
宇久竜神祭(ひよひよ祭)
宇久島
7月第4土・日曜日
壱岐市郷ノ浦祇園山笠
壱岐郷ノ浦祇園山笠 郷ノ浦祇園山笠
7月第4日曜日新上五島町有川十七日祭り有川十七日祭り海童神社 (新上五島町)
7月の最終日曜日
長崎市長崎ペーロン選手権大会
長崎ペーロン選手権大会
8月8日から10日佐世保市四萬六千日祭四萬六千日祭福石観音
8月11日から15日佐世保市みたま祭り飯盛神社 みたま祭り飯盛神社 (佐世保市)
8月13日・14日五島市オネオンデ
オネオンデオネオンデ
8月13日から15日五島市チャンココ
チャンココ五島列島
8月13日から15日五島市オーモンデー
嵯峨島オーモンデー
オーモンデー
8月14日五島市玉之浦カケ踊りカケ踊り玉之浦町
8月14日から17日対馬市対馬の盆踊(対馬市公式ホームページ)対馬の盆踊対馬
8月14日から18日平戸市平戸のジャンガラ
平戸のジャンガラ平戸のジャンガラ
8月15日
長崎市精霊流し
精霊流し精霊流し
8月23日・24日佐世保市江迎千灯籠まつり江迎千灯籠まつり千灯籠まつり
(江迎千灯籠まつり)佐世保市水掛け地蔵まつり水掛け地蔵まつり
旧暦8月1日対馬市和多都美神社古式大祭
巫女神楽 命婦の舞和多都美神社
9月下旬から10月初旬長崎市長崎中華街中秋節長崎新地中華街 中秋節長崎新地中華街
10月7日から9日
長崎市長崎くんち長崎くんち長崎くんち
10月10日から14日壱岐市聖母宮例大祭
壱岐勝本聖母宮大祭
聖母宮
10月14日小値賀町六社神社大祭六社神社大祭小値賀町
10月14日・15日長崎市竹ン芸
竹ン芸竹ン芸
10月第3土・日曜日五島市椛島神社例祭椛島神社例祭
10月第3土・日曜日佐世保市神島神社例大祭神島神社例大祭宇久島
10月24日から27日平戸市平戸くんち平戸くんち城下秋まつりくんち
10月26日
平戸市平戸神楽
平戸神楽
平戸神楽
10月26日松浦市志佐くんち志佐くんち
11月1日から3日佐世保市させぼくんちさせぼくんち
11月上旬の日曜日大村市郡三踊(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)大村の郡三踊
11月第2日曜日対馬市小茂田浜神社大祭小茂田浜神社大祭小茂田浜神社
12月20日
壱岐市壱岐神楽壱岐大大神楽壱岐島

1月 ヘトマトは五島市下崎山地区に古くから伝わる民俗行事です。綱引きや玉の奪い合いなどにより豊凶を占い、生業の発展、除災招福を祈願する行事である。エンマゴヘイ(閻魔御幣)と呼ばれる御幣を捧持するハタモチ(旗持ち)の巡行から始まり、ハゴイタツキ(羽根突き)、タマゲリ(玉蹴り)、綱引きが順次行われます。
4月 長崎ハタ揚げは、出島のオランダ人の付き人だったインドネシア人が、望郷の思い忘れ難く、凧を揚げたのが始まりといわれています。長崎では凧のことを「ハタ」と呼び 長崎の凧は揚げて楽しむのではなく、他の凧と掛け合い、切り合うのが目的です。そのため、糸にはガラス粉が塗ってあり、糸同志に喧嘩させて、相手の凧糸を切って落とす仕組みになっています。
宇久島の神浦郷厳島神社では、旧暦6月17日に竜神祭(ひよひよ祭)が行われます。海神と信じられている竜神様を祀る祭りで、幟や御神灯で飾った漁船に子どもたちと神輿・笛・太鼓を乗せて、月が昇るのを見計らって出港し、その船の中で「ヒヨーヒヨーヒヨー」と声を掛け合いながら夜の港内を3周する幻想的なお祭りです。「ヒヨーヒヨー」という囃子は、かつて、村一番の笛の名手といわれた平左衛門の笛の音を真似たものだといわれています。
400年余り前の安土桃山時代、交通の要衝であった早岐では、漁師や農民らが山海の幸を持ち寄って物々交換したのをきっかけに「市」がたつようになりました。5月の早岐茶市は最盛期の江戸末期から明治の中頃にかけては600隻もの船が集結し、九州の茶の相場は早岐で決まるとまでいわれました。沢山の山海産物店や金物店、苗物、陶器店などの露天商が並び、早岐茶市は今でも活気に溢れています。
7月 壱岐市で最大のお祭り、八坂神社の郷ノ浦祇園山笠は、島で江戸時代から約280年間続く行事です。「山笠」とは、山車のような形状をしていますが、曳かないで、お神輿のように担ぐ(かく)ものです。この山笠を担いで石段を駆け上がる難所が、この祭りの大きな見所となっています。
かって船競漕は、その勝敗によって吉凶を占う行事でした。長崎港で初夏に行われる長崎ペーロン選手権大会の「ペーロン」には、中国の詩人屈原の霊を慰めるために始められた船競漕であるとの伝承が残されているようです。現在この大会は各地区の選抜チームが覇を競い、近年は、中国や兵庫県相生市との親善交流も行われています。なお、同じような船競漕には沖縄のハーリーがあります。
お盆の五島列島の各地には数多くの念仏踊りがあります。オネオンデチャンココオーモンデーなどの名称で伝えられるが、いずれも鉦と太鼓を打ち鳴らして踊り、その唱える声や叩く音から名称がつけられたといわれています。いずれの踊りの服装も頭に兜、花笠、独特の被り物と違いがあるが、腰は腰蓑を着けるなどの共通点があります。
平戸のジャンガラは平戸藩に伝わる念仏踊りで、豊年祈願の踊りとして神社仏閣に奉納したことに始まり、市内9地区に伝わっています。紙花で飾った菅笠をかぶった中踊(なかおどり)とよぶ踊り手が、腹に付けた太鼓を打ちながら激しく踊り、それを取り巻く太鼓や鉦、笛の楽器が囃します。ジャンガラというよび名は、「じゃん」は鉦(かね)の音、「ぐわら」は小鼓のふちを打つ音に由来するといわれます。
精霊流し(しょうりょうながし)と言えばお盆に行われる、盆前に逝去した人の遺族が故人の霊を弔うため行事で、長崎市、また近辺など長崎各地で行われているお盆の伝統行事です。佐賀県や熊本県の一部でも同じような風習が残っている場所もあります。種々の装飾を施した精霊船がカネや爆竹を鳴らしながら「チャンコン チャンコン」という鐘の音の後に、「ドーイ ドーイ」の掛け声で、夜遅くまで繰り出していきます。
10月 長崎くんちには、さまざまの奉納芸能が繰り広げられます。奉納芸能には唐人船、御朱印船、オランダ万才(まんざい)など異国情緒を感じさせるものがあるが、なかでも一番人気のあるのが「龍踊り」で、唐人服装をした11名の若者が、ドラ、太鼓、龍声ラッパの独特な拍子に合せて、長さ20メートルの龍を操り、さながら生き物のように踊る様は、実に壮観であります。なお、「くんち」は本来「おくんち」で旧暦の9月9日の「お九日」から出た言葉とも言われています。
平戸の秋の風物詩平戸くんちは平戸城内にある、歴代平戸藩主・松浦家祖霊を祀る亀岡神社の秋の例大祭です。祭りは4日間に渡って行われ、築地町の「ジャ踊り」、宮の町の「獅子舞」など各町による伝統芸能が披露された後、神輿や甲冑を着た武者、馬に乗った宮司らが市街地を練り歩く「御神幸」で街全体が賑わいを見せます。ハイライトは「平戸神楽(大々神楽)」で、舞のすべてが7時間以上かけて披露される貴重なもの。中でも2人の神主がお互いを担ぎ合う躍動的な神楽や真剣を使った神楽は必見です。
平戸神楽の由来は、戦国時代末期に壱岐国が平戸の松浦氏の領有となったため、壱岐の惣神主が、壱岐の社家20余名を率いて平戸の松浦氏の居城を訪れ、壱岐に伝わっていた神楽を舞ったことが発祥といわれている。全24番の平戸神楽は、氏子に任せず、各神社の神職が舞い手を務めるのが伝統であり、笛、太鼓を主旋律とした雅楽によって舞われ、中でも演目の「二剣(にけん)」は真剣3本を使うことから「三本舞」とも呼ばれ、舞手の技術力・体力・集中力が求められる最も難しい演目であるという。「二剣」の出来次第で、神楽全体の完成度が決まるともいわれており、平戸神楽を代表する演目の一つとされています。
12月 「神々が集う島」として知られる壱岐島の壱岐神楽は600年以上の歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定された。神職を世襲する社家の男性が、舞人と楽人を務めてきており、後継者不足などの課題を抱えながらも、島民によって守り、受け継がれています。

長崎県の花は 雲仙ツツジ(ミヤマキリシマ)
長崎県の花木は ツバキ
長崎県の鳥は オシドリ
長崎県の木は ヒノキ
長崎県の獣は 九州シカ
(長崎県の公式ホームページ)

長崎県のシンボル | 長崎県
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