注目のお祭り
これから夏場にかけて盛んに行われる鵜飼いは、飼いならした鵜(ウ)を使ってアユなどを獲る伝統漁法で夏の風物詩です。平安時代から貴族や武士などが鵜飼見物を行ってきた歴史があって、今でも各地で観光としての鵜飼が行われています。
5月11日から始まる岐阜県長良川の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼で鵜飼いはスタートし、
5月下旬の土曜日(今年は24日)は富山市の売比河鵜飼祭があります。
5月20日から大分県日田市の水郷日田の鵜飼、
6月1日からは愛知県犬山市の木曽川鵜飼と広島県三次市三次の鵜飼と山口県岩国市の錦帯橋の鵜飼と愛媛県大洲市の大洲のうかいが始まる。
7月に入ると京都宇治市宇治川の鵜飼と京都嵐山の嵐山の鵜飼が始まり、
7月20日の山梨県笛吹市の笛吹川 石和鵜飼が始まると本格的な鵜飼いシーズンを迎えます。
北海道
千歳・支笏湖氷濤まつりは国内有数の透明度を誇る支笏湖の湖水を吹きかけて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェが立ち並び、昼間は支笏湖ブルーに輝き、夜は色とりどりのライトに照らされて、訪れた人を幻想的な世界へ誘います。氷の滑り台、長靴で滑るリンク、馬に乗って会場を回る引き馬体験などは子どもに人気があります。
札幌市の定山渓温泉雪灯路は定山渓神社を会場に開催されるスノーキャンドルイベント。地元の人たちが手作りしたスノーキャンドルの温かな灯が神社境内を彩ります。「祈りの森」では、定山渓の自然に光と映像がとけ込む、神秘的な空間が楽しめます。
北海道を代表する層雲峡の冬の一大イベント、層雲峡氷瀑祭りの「氷瀑」とは、滝から流れる水が凍ることを意味します。滝が凍るほどの極寒の自然を最大限に生かして作られた大小さまざまな氷のオブジェが立ち並び、暗くなると色とりどりにライトアップされ、圧巻の幻想的な風景を作り出します。
新しい祭りを代表する、札幌市の大通り公園で開かれるさっぽろ雪まつりの、雪によって作られる雪像は、奇抜な着想、すぐれた造形、大規模の構築が評判を呼び地元だけでなく観光客も呼び込む祭りになっていますが、もとは除雪作業を奨励するために始まったと言われています。
網走市のあばしりオホーツク流氷まつりは氷の祭典です。2月のオホーツクの流氷はよく知られているが、これを観光資源として活用したのがこの祭りで、昭和41年からはじめられています。流氷の自然美もさることながら、市内に大小さまざまの氷像が立ち並んでいるのも壮観です。
青森県
桜の名所、弘前城で桜より一足早く行われる弘前城雪燈籠まつりは約150基に及ぶ大小様々な雪燈籠や雪像が公園内に配置されます。雪燈籠は灯が雪に反射して倍も明るく、照明に映える雪の芸術です。そのほか、ローソクを灯したミニカマクラ約300基が並び、あたりは暖かそうな雪と光のファンタジーに包まれます。
秋田県
「かまくら」と呼ばれる民俗行事は秋田県の各地にあるが、雪をトーチカのように固め、その雪洞の中に水神様を祀り、子供たちが集まって遊ぶ横手のかまくらが代表的なものです。中に子どもたちが入って、「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、甘酒やおもちをふるまいます。
山形県
上杉謙信を祀る上杉神社がある松が岬公園を主会場に、平和の礎を築いた先人たちへの感謝と鎮魂の願いを込めて開催される上杉雪灯篭まつりは雪深い米沢ならではの祭りです。300基余りの雪灯篭と1,000個余りの雪ぼんぼりが並べられ、夜にはろうそくに火が灯されます。白銀の風景の中に揺らめくオレンジ色の光は、寒いことを忘れさせてくれるような温もりがあり、幻想的な雰囲気を醸し出します。
福島県
雪に包まれた茅葺き屋根の並ぶ会津西街道の宿場、大内宿の雪まつりは、街道沿いには住民たちによる手作りの雪燈籠がいくつも置かれ、御神火をいただいた下帯姿の男衆がひとつひとつに火を入れてまわります。御神火載火の火が本陣前の松明に灯されると花火大会の始まりで、冬の澄み渡った大空に花火が打ち上がり、雪燈籠の炎で幻想的な雰囲気に包まれた町並みを華やかに彩ります。
長野県
下伊那郡阿南町の新野の雪祭りは、春祈祷の神事の代表的な祭りです。当日に雪が降ると豊年になるという五穀豊穣祈願で、新野に雪がないときは峠まで取りに行きます。雪祭りに使用する仮面は、墨、胡粉、紅ガラだけで仕上げた素朴さが特徴です。