注目のお祭り
節分が終わるころに雛まつりが始まります。期間は長いもので2月上旬から3月下旬まで開催されます。
ビッグな雛まつりとしては、茨城県大子町の百段階段でひなまつり、埼玉県鴻巣市の鴻巣(こうのす)びっくりひな祭り、千葉県勝浦市のかつうらビッグひな祭り、静岡県袋井市の可睡斎ひなまつり、兵庫県小野市のビッグひなまつりなどがあります。
子どもの無病息災を願い、和紙や草木で作った雛人形を川や海に流す、流し雛の行事は、東京都台東区の江戸流しびな、京都市下鴨神社の流し雛、和歌山市淡嶋神社の雛流し、鳥取市のもちがせ流しびな、福岡県福津市 宮地嶽神社の流し雛神事など。
また、変わったひな祭りとして、宮城県白石市 弥治郎こけし村の雛の宴展のこけし雛、静岡県東伊豆町の雛のつるし飾りまつり、愛知県瀬戸市の陶器雛 陶のまち瀬戸のお雛めぐり、滋賀県長浜市の黒壁ガラスの雛まつりなどがあります。
京都府
葵祭り、祇園祭とともに京都三大祭とされている時代祭は、10月に行われ、祭りの歴史は百年ほどしか経っていない新しい祭りで、奈良時代から明治に至る一千余年の風俗を模した行列が有名です。
兵庫県
楠公祭は、楠木正成公の命日である5月25日を本祭として、その前後に宵宮祭と翌日祭が開催されています。境内に特設ステージが設置され、様々な神賑行事が行われます。詩吟舞や和太鼓演奏、武士道剣会の形道奉納、阿波踊り、日舞、マジック、ポップスなど、賑やかなステージを見物できます。5年ごとに武者行列も開催され、より一層賑わいを見せます。行列には豪華なゲストが甲冑などの衣装を身につけて、湊川神社から神戸の街を巡行する大イベントです。
毎年、赤穂義士たちが討ち入りを果たした12月14日に、赤穂市最大のイベントとして開催される赤穂義士祭。パレード最大の目玉である「義士行列」は、意気揚々と泉岳寺へ向かう四十七士たちが、観客、を元禄絵巻さながらの世界へと誘います。
奈良県
12月 祭礼の格式の高さと数々の芸能が古式ゆかしく奉納される春日若宮おん祭は若宮様が参道脇の御旅所にお遷りになる「遷幸の儀」から始まります。正午からは平安から江戸時代に至る古式ゆかしい時代行列である「お渡り式」が奈良市街を練り進み、そのあと、御旅所で国の平安を祈念する祭典が厳粛に行われ、続いて夜遅くまで数多くの神事芸能が奉納されます。
島根県
4月 松江武者行列は、松江開府の祖、堀尾吉晴公と忠氏公、堀尾衆一行が400年の刻をこえて松江城に入城する様子を再現した絢爛豪華な時代絵巻です。オーディションで選ばれた主役の堀尾家の6名のほか、勇壮な武者や色鮮やかな姫などに扮した毎年200人を超える市民が参加し、松江城を目指し、桜咲く松江市内を約1時間半かけて練り歩きます。
山口県
岩国市の錦帯橋まつりは、春うららかな日に、錦帯橋を渡る武者行列がみられる祭りです。岩国市は慶長七年以降岩国藩の城下町でした。かって、江戸時代の参勤交代の大名行列は、春から初夏に見られる風物詩でしたが、この大名行列を復元して観光祭りに仕立てたのがこの祭りです。奴道中が先頭となる大名行列に人気が出ています。
宮崎県
10月 飫肥(おび)城下まつりで踊られる泰平踊りの発祥は江戸時代の元禄年間。当初は町民の盆踊りだったが、やがて長年対立していた薩摩藩と飫肥藩の和解を機に、武士と町民が隔てなく踊る、全国でも珍しい踊りとなった。 武芸の動きを取り入れながら、優雅さを感じる飫肥の郷土芸能です。
鹿児島県
10月 日置市の妙円寺は島津義弘の菩提寺です。妙円寺詣りは、慶長5年(1600年)の関ケ原の戦いで西軍に与していた義弘が、ようように敵前突破して帰国をした。その義弘の菩提を弔って参拝するのがこの祭りです。当日は鎧冑に身を固めた勇壮な武者行列のほか、市内を代表する民俗芸能などが披露され県内各地から多くの人が訪れます。