注目のお祭り
これから夏場にかけて盛んに行われる鵜飼いは、飼いならした鵜(ウ)を使ってアユなどを獲る伝統漁法で夏の風物詩です。平安時代から貴族や武士などが鵜飼見物を行ってきた歴史があって、今でも各地で観光としての鵜飼が行われています。
5月11日から始まる岐阜県長良川の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼で鵜飼いはスタートし、
5月下旬の土曜日(今年は24日)は富山市の売比河鵜飼祭があります。
5月20日から大分県日田市の水郷日田の鵜飼、
6月1日からは愛知県犬山市の木曽川鵜飼と広島県三次市三次の鵜飼と山口県岩国市の錦帯橋の鵜飼と愛媛県大洲市の大洲のうかいが始まる。
7月に入ると京都宇治市宇治川の鵜飼と京都嵐山の嵐山の鵜飼が始まり、
7月20日の山梨県笛吹市の笛吹川 石和鵜飼が始まると本格的な鵜飼いシーズンを迎えます。
青森県
旧暦8月 岩木山お山参詣は「山かけ」とも呼ばれ、岩木山山頂への集団登拝儀礼です。かっては女人禁制で、登拝に参加する者は白装束に身を固め、山開きの旧暦8月1日午前零時から山頂をめざして登り始めます。松明をかざし、笛太鼓の囃子に合わせて「サイギ、サイギ」と独特の唱え言を口々に唱えながら登山する姿は壮観です。
山梨県
富士吉田市では6月30日に富士山開山前夜祭が開かれます。まずは金鳥居市民公園で神職からお祓いを受け、山伏のホラ貝の音と共に北口本宮冨士浅間神社までパレードが始まり、にぎやかな富士山の開山シーズンを告げます。7月1日が開山祭です。
京都府
京都市北西部にある標高924メートルの愛宕山。その頂上に鎮座するのが愛宕神社で、千日詣りは約4キロの登山道を登ってお参りします。7月31日夜から8月1日の早朝にかけて参拝すると千日分のご利益があるとされ、毎年多くの参拝者が頂上を目指します。防火・鎮火の神として信仰され「火迺要鎮(ひのようじん)」のお札を求める人で夜通しにぎわいます。
鳥取県
6月 鳥取は、出雲神話の息づく地です。大山でも、かつては偉大な神のおわす山として崇められてきました。そんな大山の夏山開き祭は毎年2日間にわたって行われます。特に1日目の前夜祭として開催される「たいまつ行列」は、山頂にある大神山神社奥宮から終着点となる博労座を目指し、神の火をもつ2000人が行列となり、日本一長い800メートルの参道を練り歩く姿はさながら炎の河です。神秘的で勇壮な雰囲気を体験できるこの行列には一般参加することができます。
愛媛県
修験道の開祖役行者や弘法大師が修行した石鎚山は修験道の聖地として知られており、その信仰が県の内外に及んでいます。7月の石鎚山お山開きには神像の出御祭が執行され、三体の神像は信者に背負われて頂上に向かう。山頂直下にある鎖場を駆け上がり、頂上社に神像を安置し、互いに神像に身体を押しつけ合う。神威を身に受ける儀式です。お山開きの十日間は登山道に信者があふれ、石鎚山への信仰が篤いことが知られています。