注目のお祭り
これから夏場にかけて盛んに行われる鵜飼いは、飼いならした鵜(ウ)を使ってアユなどを獲る伝統漁法で夏の風物詩です。平安時代から貴族や武士などが鵜飼見物を行ってきた歴史があって、今でも各地で観光としての鵜飼が行われています。
5月11日から始まる岐阜県長良川の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼で鵜飼いはスタートし、
5月下旬の土曜日(今年は24日)は富山市の売比河鵜飼祭があります。
5月20日から大分県日田市の水郷日田の鵜飼、
6月1日からは愛知県犬山市の木曽川鵜飼と広島県三次市三次の鵜飼と山口県岩国市の錦帯橋の鵜飼と愛媛県大洲市の大洲のうかいが始まる。
7月に入ると京都宇治市宇治川の鵜飼と京都嵐山の嵐山の鵜飼が始まり、
7月20日の山梨県笛吹市の笛吹川 石和鵜飼が始まると本格的な鵜飼いシーズンを迎えます。
宮城県
11月 薬師まつりは、杉薬師の由来を伝える祭礼で、平安時代末期、平泉の藤原秀衡の妻、北の方(幼名しづはた姫)が難病を患った際、薬師如来に祈って平癒したことに感謝し、一族を従えて平泉から御礼参りに訪れた行列を再現したものです。県内の女性から公募で選ばれた「しづはた姫」を乗せた御所車を中心に、平安絵巻さながらに築館地区内を練り歩きます。各地区からも、神輿担ぎやよさこい踊り、龍神踊りなどが出ます。
千葉県
11月の芝山はにわ祭はきらびやかな衣装を身にまとった国造(くにのみやつこ)や、かつての古代人が集まって古代の祭礼、巫女の舞などの儀式、鎧をまとった武士らの行列があり、花火の打ち上げなどもあるユニークな祭りです。
神奈川県
鎌倉市御霊神社の面掛行列(御霊神社例大祭)は面をかぶった男達が練り歩く行列による仮面風流です。神輿とともに十種の仮面をつけた者が行列するが、仮面の多くが奇異な面で、舞楽(ぶがく)や田楽(でんがく)の流れをくむものだそうです。
新潟県
大河津分水路の偉業を称え植樹された桜。その桜があまりにも見事なため訪れる観桜客のために地元の有志がはじめた仮装行列がはじまりといわれる分水おいらん道中は、絢爛豪華な衣装に身を包んだ信濃太夫、桜太夫、分水太夫の3人の花魁(おいらん)たちが、総勢70人ものお供を連れ、大河津分水の桜並木の下を悠然と外八文字を踏んで進みます。
三重県
6月 斎王まつりは、かつての斎王と呼ばれる神に仕える高貴な女性が、都から伊勢の斎宮に群行した様子を再現した儀式が行われます。十二単をまとった斎王のきらびやかな群行行列が、平安時代の王朝絵巻の浪漫を感じさせます。祭り事としての見所の他に、メインステージでの明和太鼓や雅楽などのアトラクションが、祭りに花を添えます。
京都府
薫風が心地良い5月、上賀茂神社と下賀茂神社の例祭、葵祭りの名前の由来は社殿の御簾や祭人の衣冠、牛車などに葵を付けるところから出たものです。京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社へと向かう行列は、斎王代の腰輿(およよ)を含む総勢500人を超え、長さは1キロにも及びます。
島根県
出雲地方では太鼓のことを鼕 (どう) といいます。松江祭鼕行列は、松江神社の例大祭に合わせ松江の開府を祝う祭として行われています。当日は、松江城大手前に、打ち面を上にむけた直径約 1.2から1.8メートルの大きな鼕 を二・三台のせた鼕山車屋台が十五・六台集い、揃いの法被姿の子ども達が鼕山車屋台をひき若者達が鼕を打ち鳴らし、市中に勇壮な鼕の音を響かせる。松江の秋を彩る伝統行事として親しまれています。
香川県
10月の金刀比羅宮例大祭は一年間で行われる祭典の中で一番大きなお祭りです。毛槍・鳥毛をうちふるう奴を先頭に、「お頭人さん」と呼ばれる幼い男女2名ずつ、神馬、神職、巫女、舞人、伶人、五人百姓、庄官など総勢約500名の平安絵巻さながらの神輿行列が御本宮から御旅所までの間、繰り広げられ沿道は数万人の見物客で大変賑わいます。
宮崎県
西都古墳まつりは「古代」をテーマに様々な催しが行われます。古代衣装に身を包んだ参加者が、たいまつを持ってニニギノミコトとコノハナサクヤヒメとともに歩く「たいまつ行列」が見どころです。たいまつ行列は、西都原に到着の後、神話を再現する「炎の祭典」へと続き、秋夜に激しく燃えさかる御神火は大変幻想的です。奉納行事として神楽や郷土芸能の披露なども行われ、古代の生活を体験できるコーナーもあるので、子どもから大人まで楽しめるまつりとなっています。また、この時期には約300万本のコスモスが見頃を迎えています。