注目のお祭り
これから夏場にかけて盛んに行われる鵜飼いは、飼いならした鵜(ウ)を使ってアユなどを獲る伝統漁法で夏の風物詩です。平安時代から貴族や武士などが鵜飼見物を行ってきた歴史があって、今でも各地で観光としての鵜飼が行われています。
5月11日から始まる岐阜県長良川の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼で鵜飼いはスタートし、
5月下旬の土曜日(今年は24日)は富山市の売比河鵜飼祭があります。
5月20日から大分県日田市の水郷日田の鵜飼、
6月1日からは愛知県犬山市の木曽川鵜飼と広島県三次市三次の鵜飼と山口県岩国市の錦帯橋の鵜飼と愛媛県大洲市の大洲のうかいが始まる。
7月に入ると京都宇治市宇治川の鵜飼と京都嵐山の嵐山の鵜飼が始まり、
7月20日の山梨県笛吹市の笛吹川 石和鵜飼が始まると本格的な鵜飼いシーズンを迎えます。
福島県
9月に行われる飯野八幡宮例大祭は別名「生姜祭り」とも呼ばれているが飯野八幡宮流鏑馬神事は、狩り装束に身を包んだ騎士が、的矢では掛け声とともに馬上から的をめがけて次々と矢を放ち、生姜撒き・扇子撒きでは縁起物のショウガと扇子がまかれます。
静岡県
浅間大社流鏑馬祭は建久4年(1193年)、源頼朝が富士の裾野で巻狩りを行った際、武将を率いて浅間大社に詣で、流鏑馬を奉納したのに起因するといわれます。鎌倉時代の武者に扮した100名ほどが富士宮の市街地を練り歩いたあとに、境内、桜の馬場にて鎌倉武士の狩り装束のいでたちで、勇壮な小笠原流流鏑馬式が行われます。なお、富士の巻狩りは「曽我兄弟の仇討ち」の舞台でもあります。
滋賀県
大荒比古神社の例祭、七川祭は鎌倉時代に佐々木高信が出陣の際には戦勝祈願をし、凱旋のときに御礼として流鏑馬と的を神前に奉納したのが、始まりといわれています。神輿渡御、流鏑馬、役馬競馬と奴振(やっこふり)が今に伝えられていますが、特に、奴振が見ものです。奴振は、奴姿の若者がユーモラスな歌にあわせて、的を片手で持って練り歩く的練(まとねり)と、酒樽を肩に担いで踊る樽振(たるふり)があります。
鹿児島県
肝付町の高山やぶさめ祭は射手は中学生が務め、毎年変わります。馬に乗るところから始まり、約1ヵ月の練習を経て本番を迎えます。狩衣装束にあやい笠を身にまとい、弓受けの儀により神の使いとなった射手が馬場を疾走する姿は圧巻です。