お祭りリンク 長野県の有名なお祭り

4月10日に行われる新潟県糸魚川けんか祭りは神輿がぶつかり合う祭り。2つの神輿が天津神社の境内を周りながら10回程ぶつかり合いを繰り返し、若い衆の力と力の競り合いに大きな歓声が上がる。
4月7日にある 宮城県 栗原市の 小迫の延年 は、古式ゆかしい獅子舞、入振舞、飛作舞、田楽舞などの舞があるが見どころは馬乗渡しで、那須与一に扮した男性が扇の的を射ち落すと、訪れた人たちから歓声が上がる。
3月30日の 長崎県 雲仙市の 観櫻火宴 は、桜の季節に開催される日本一のたいまつ武者行列。総勢200名の武者たちが松明を片手に桜咲き誇る橘公園を練り歩き、勇壮かつ幽玄な歴史絵巻を再現する。
愛知県 半田市の地区ごとに3月16日から始まる 半田の春まつり は5月連休まで続く。金銀の刺繍幕に覆われた豪華な山車の引き回しや、からくり人形をはじめ、獅子舞や三番叟など見どころが多い祭りです。

ながの祇園祭

(公財)ながの観光コンベンションビューロー

長野びんずる

Chris, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

開催日開催地お祭りYouTubeWikipedia
1月1日から3日
長野市善光寺 初詣善光寺へ初詣善光寺
1月4日天龍村坂部の冬祭り
坂部の冬祭り天龍村
1月正月明けの後の土・日曜日
松本市
松本あめ市松本あめ市松本あめ市
1月13日から15日
野沢温泉村道祖神祭り道祖神祭り野沢温泉
1月13日から15日
阿南町
新野の雪祭り新野の雪祭り新野の雪まつり
1月中旬から2月中旬木曽町白川氷柱群ライトアップ氷柱群木曽町
1月下旬から2月中旬木曽路各町木曽路 氷雪の灯祭り氷雪の灯祭り木曽谷
2月3日塩尻市奈良井宿アイスキャンドル祭り氷雪の灯祭り 奈良井宿塩尻市
2月11日伊那市高遠だるま市
鉾持神社だるま市
鉾持神社
2月上旬から中旬長野市長野灯明まつり長野灯明まつり長野市
2月中旬の土・日曜日
飯山市いいやま雪まつりいいやま雪まつり飯山市
2月毎週土曜日大町市夢花火と音の祭典夢花火と音の祭典大町市
3月3日から4月3日須坂市信州須坂「わくわく」ひなまつり三十段飾り千体の雛祭り須坂市
3月の第2日曜日飯田市時又初午はだか祭り時又初午はだか祭り天竜川
7年ごと3月下旬の金・土・日曜日飯田市飯田お練り祭り
飯田お練り祭り
飯田市
4月上旬の日曜日佐久市跡部の踊り念仏
跡部の踊り念仏跡部の踊り念仏
4月第2土・日曜日飯田市黒田人形
黒田人形
伊那谷
4月15日に近い日曜日伊那市やきもち踊りやきもち踊り伊那市
満6年間隔で4月と5月
諏訪市御柱祭御柱祭
御柱祭
4月27日松本市上高地開山祭
上高地開山祭上高地
4月29日東御市祢津東町歌舞伎
祢津東町歌舞伎
祢津東町歌舞伎
4月29日伊那市中尾歌舞伎(伊那市公式ホームページ)
中尾歌舞伎春季定期公演
中尾歌舞伎
3年に一度 4月29日千曲市雨宮の御神事
雨宮の御神事
千曲市
5月3日 10月第3日曜日大鹿村大鹿歌舞伎(大鹿村公式ホームページ)
春の大鹿歌舞伎大鹿歌舞伎
5月3日から5日佐久市佐久バルーンフェスティバル佐久バルーンフェスティバル
5月4日・5日松本市須々岐水神社 お船まつり
須々岐水神社お船祭り
お船祭り (須々岐水神社)
6月上旬の金・土・日曜日塩尻市木曽漆器祭・奈良井宿場祭
木曾奈良井宿場祭り奈良井宿
6月中旬の土・日曜日長野市ながの祇園祭
ながの祇園祭
弥栄神社 (長野市)
7月第1日曜日松本市島立堀米の裸祭り島立堀米の裸まつり牛頭天王
3年ごと7月14日以後直近の土・日曜日飯山市柱松柴燈神事
柱松紫灯神事(小菅の松子)
小菅神社 (飯山市)
7月13日直近の日曜日小諸市健速神社祇園祭(小諸市公式ホームページ)
小諸祇園祭
小諸市
7月15日直近の日曜日上田市岳の幟(たけののぼり)
岳の幟岳の幟
7月中旬の土・日曜日
佐久市岩村田祇園祭岩村田祇園祭岩村田祇園祭お船様祭り
7月第3土曜日
宮田村宮田祇園祭宮田祇園祭宮田村
7月22日・23日木曽町水無神社例大祭 みこしまくり水無神社例大祭
7月下旬の土曜日上田市上田わっしょい上田わっしょい
7月第4日曜日軽井沢町しなの追分馬子唄道中しなの追分馬子唄道中追分宿
7月の最終土・日曜日松本市国宝松本城太鼓まつり国宝松本城太鼓まつり松本城
7月の最終土曜日
御代田町龍神まつり(御代田町公式ホームページ)
御代田町 龍神まつり真楽寺 (長野県御代田町)
8月の第1木曜日から日曜日
飯田市いいだ人形劇フェスタ人形劇フェスタいいだ人形劇フェスタ
8月の第1土曜日
松本市松本ぼんぼん松本ぼんぼん松本ぼんぼん
8月の第1土曜日
長野市長野びんずる
長野びんずる長野びんずる
8月上旬 10月第3土・日曜日 11月上・中旬飯田市今田人形
今田人形
南信州地域
8月上旬から9月上旬松本市セイジ・オザワ 松本フェスティバルセイジ・オザワ 松本フェスティバル小澤征爾
8月10日長野市飯縄火まつり飯縄火祭り奉納煙火飯縄山
山の日飯山市いいやま灯篭まつりいいやま灯篭まつり
8月13日・14日
岡谷市岡谷太鼓まつり岡谷太鼓まつり岡谷市
8月13日から16日阿南町和合の念仏踊り
和合の念仏踊り念仏踊り
8月14日夜から16日阿南町新野の盆踊り
新野の盆踊り新野の盆踊り
8月14日から18日(例祭)など年間約30回長野市戸隠神社 太々神楽戸隠神社 太々神楽戸隠神社
8月15日佐久市望月の榊祭
信州望月の榊祭り
佐久市
9月初旬軽井沢町軽井沢国際音楽祭
軽井沢音楽祭
軽井沢町
9月21日長野市犀川神社太神楽犀川神社 太々神楽犀川神社太々神楽
9月26日・27日安曇野市穂高神社御船祭り
穂高神社御船祭穂高神社
9月下旬から10月上旬飯田市七久里神社秋季祭典 裸まつり
七久里神社秋季祭典 裸祭り
宗良親王
10月第1土・日曜日長野市真田十万石まつり
真田十万石まつり松代藩
10月の第1日曜日南木曽町田立の花馬祭り
田立の花馬祭り南木曽町
10月上旬阿智村清内路手づくり花火
下清内路奉納煙火清内路村
10月第2土曜日松本市浅間温泉 たいまつ祭り浅間温泉 松明まつり
松本市
10月中旬松本市松本そば祭り
松本そば祭り信州そば
10月下旬の土・日曜日塩尻市秋の木曽漆器祭
秋の漆器祭
木曽漆器
10月第4日曜日飯田市峠の国盗り綱引き合戦峠の国盗り綱引き合戦峠の国盗り綱引き合戦
11月上旬の日曜日上田市上田真田まつり上田真田まつり真田氏
11月上旬から翌1月上旬安曇野市国営アルプスあづみの公園 光の森のページェント光の森のページェント国営アルプスあづみの公園
11月23日長野市長野えびす講煙火大会
長野えびす講煙火大会長野えびす講煙火大会
11月23日下條村下條歌舞伎
下條歌舞伎下條村
11月23日南木曽町文化文政風俗絵巻之行列文化文政風俗絵巻之行列妻籠宿
11月下旬から12月25日軽井沢町軽井沢星野エリアのクリスマス軽井沢星野エリアのクリスマス
11月下旬から12月25日軽井沢町軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス軽井沢高原教会
12月の第1金・土・日曜日安曇野市安曇野神竹灯
安曇野神竹灯安曇野市
12月上旬から中旬飯田市遠山の霜月祭り遠山の霜月祭り遠山郷
12月10日から14日千曲市武水別神社・大頭祭大頭祭武水別神社
12月下旬から翌1月末上田市氷灯ろう夢祈願鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願鹿教湯温泉
毎月第2土曜日長野市善光寺びんずる市善光寺びんずる市

長野県は信濃の国と呼ばれ、島崎藤村の「夜明け前」の「木曽路はすべて山の中である」のとおり、海が無く10カ国(現在の8 県)に囲まれているので、信濃国を貫通する中山道がそれら東西南北の地域の文化を運び伝えてきた歴史があり、長野県は伝統文化の集積地として注目されています。
1月 天龍村の霜月神楽の一つである坂部の冬祭りは正月の1月4日に、天龍村の坂部地区にある「大森山諏訪神社」で夕方から24時間行われます。日が暮れる頃、神輿の行列が境内の大松明の周りを伊勢音頭を歌いながら練り回り、やがて湯立ての釜を浄め、子供たちの舞「花の舞」が始まります。明け方に赤鬼が大鉞を持って現れ、二人の宮人が捧げ持つ松明を鉞(まさかり)で切る「たいきり面」が始まり、火は舞殿いっぱいに飛び散り、この祭りの一番の見所となります。
野沢温泉村の道祖神祭りでは、42歳の厄年の男性と、25歳の厄年の青年が山から木を伐り出して当日の昼までに社殿を造ります。その夜、社殿近くに積まれた粗朶(そだ)が点火され、これを元火として火祭りが始まります。厄年以外の男たちが火付け役となり、社殿めがけて突入する。これに対し、厄年の男たちが火消し役となる。激しい攻防戦の後、手締めが行われ、社殿に火がつけられる。燃え上がる社殿に、長男の成長を祈願して初燈籠が次々に燃やされ、祭りが最高潮に達します。
下伊那郡阿南町の新野の雪祭りは、春祈祷の神事の代表的な祭りです。当日に雪が降ると豊年になるという五穀豊穣祈願で、新野に雪がないときは峠まで取りに行きます。雪祭りに使用する仮面は、墨、胡粉、紅ガラだけで仕上げた素朴さが特徴です。
中山道木曽路の宿場を氷の灯籠でつなぐ木曽路氷雪の灯祭りは、街道を彩るアイスキャンドルの灯りがすごく幻想的です。地元住民手作りのアイスキャンドルや竹灯籠が木曽路の冬の夜を暖かく彩る幻想的なイベントです。
3月 昔から馬の産地として名高い土地にふさわしい祭りの時又初午はだか祭りは神馬神輿をかついで天竜川へ行列し、川に飛び込んで神輿洗いをするが、神水を汲み上げる樽神輿と五穀豊穣を祈願する米俵神輿とともに川の中でもまれるのが壮観です。樽神輿に御神水をを汲みこんで長石寺へ帰った人びとは、この御神水で木馬の目を洗います。
4月 黒田人形は、元禄年間に、正命庵の僧侶、正覚真海が村人に人形を教えたのが始まりで、以来、三百年余り続いているといわれる伝統人形芝居です。人形遣い・太夫・三味線が三位一体となって演じ、淡路の昔の技が伝承されていて、とりわけ注目できるのは、三番叟(さんばそう)をはじめ人形の操法に、「手」と呼ぶ古い型を30近く伝えていることです。天保11年に再建された「下黒田の舞台」は、総2階づくりの全国で最も古く最も大きい人形専用舞台です。
荒々しく雄大な祭り、諏訪大社の大祭御柱祭は申・寅の年(7年目毎)に行われ御柱を建てる祭事です。クライマックスは、御柱山だし祭りの断崖での御柱木落としの場面で、男の度胸試しにふさわしい壮観な見せ場となり、大勢の見物人でうまります。里曳き祭りも騎馬行列や長持行列町を練り歩き、出し物や露店が立ち並ぶ大変賑やかなお祭りです。
4月終わりの雨宮の御神事は雨宮坐日吉神社の祈年祭として行われるものです。 起源ははっきりしませんが500年を超える伝統があるといわれている。神事本来の意味は、疫病や田畑の荒廃といった祟りの元凶となる怨霊を、華やかな踊りやお囃子で盛大に送り出すというものです。特に、神事終盤の獅子四頭が踊り歩き、橋の上から宙吊りになる「橋懸(はしがか)り」が有名です。
5月 大鹿歌舞伎は、大鹿村で伝承される地芝居で、明和4年(1767年)の記録が確認できることから、その頃からこの地で歌舞伎が行われるようになったことが確認できます。現在は,村内の大磧神社舞台と市場神社舞台の2か所で春・秋の定期公演が行われ、県内外から多くの見物客が集まります。伝承演目は「菅原伝授手習鑑」「奥州安達原」など有名どころのほか、「六千両後日之文章(ろくせんりょうごじつのぶんしょう) 重忠館の段」は全国でも大鹿村だけに伝わる幻の演目です。
6月 善光寺の門前町として栄えた長野の古くから伝わる弥栄神社のながの祇園祭は、かつては日本三大祇園祭のひとつとして賑わっていたが、社会・経済情勢の変化等から、一時は中断を余儀なくされ、近年では善光寺御開帳に併せて行われていたが、平成24年から毎年の運行が復活しました。絢爛豪華な屋台行列とともにお囃子に合わせた踊りや勇壮な獅子舞なども披露され、門前町・長野を華やかに彩ります。
7月 飯山市瑞穂の柱松柴燈神事は、修験色の色彩を色濃く残す神事で、五、六歳の男児二人を「松神子」と呼ぶ祭りの主役に据え、この二人を青年が背負って二本の柱松によじ登り、柱松に火をつけ、「松神子」を下におろすとともに柱松を競争で倒す。東西の柱松の倒れ方で、その年の吉凶を占います。
健速神社祇園祭は1000年以上続くと言われている祭りで、別名「小諸祇園祭り」と呼ばれ、地元で愛されてきました。小諸市にゆかりのある島崎藤村の、代表作「千曲川のスケッチ」にこのお祭りの様子が書かれています。健速神社は荒神と呼ばれる健速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)を祀っており、暴れ神輿を、神社の氏子である、本町・田町・六供に住む男性が担いで一帯を練り歩きます。
塩田平の西辺に位置する別所温泉地区の岳の幟(たけののぼり)と呼ぶ雨乞いの祭りは、室町時代の大干ばつの時に、村人が夫神岳の山の神に雨乞い祈願を行ったら雨が降ったので、人々は感謝し、各家で織った布を奉納するようになったのが始まりと言われ、以来500年も続いています。温泉街の4地区の100人以上の住民達が交替で、数十本の色とりどりの反物と竹竿でできた長さ約6メートルもの幟のぼりをかつぎ、標高1250メートルの夫婦岳山頂から別所神社まで温泉街を練り歩きます。途中、笛や太鼓の軽快なリズムに合わせて、地元の小学生たちが竹を打ち鳴らす「ささら踊り」や三頭獅子舞も奉納されます。
8月 松本ぼんぼんは昔からの盆行事で江戸時代の七夕踊りや小町踊りの名残りを残しています。「松本ぼんぼん」という歌に合わせながら、市内を連(れん)と呼ばれる一般公募の参加グループが威勢のいい掛け声とともに踊るお祭りで、普通の盆踊りより曲のテンポは速い踊りです。
同じ日に長野市では長野びんずるが行われ、やはり連と呼ばれる200以上のグループが参加して踊ります。しゃもじを打ち鳴らし踊る振り付けが基本ですが、連によっては創作ダンスやパフォーマンスなどを披露します。「びんずる」とは、善光寺に祀られている「おびんずるさん」にちなんだ名称です。
和合の念仏踊りは和合村(現:阿南町)を開いた宮下家の祖先が、二百年前ほど前に、他の地方で覚えてきて村人に伝えたものといわれています。太鼓と鉦を静かに打ち鳴らしながら、踊りはゆったりと厳かに始まり、次第に激しさを増していきます。ヤッコが長い竹の先に付いたチガヤをぐるぐる回し、ヒッチキと呼ばれる踊り手が互いの体をぶつけ合いながら裸足で飛び跳ねます。かん高い音に、ほとばしるエネルギーが重なり、その様は見る者を圧倒します。また、念仏や和讃を唱え、先祖や新盆を迎えた人々を供養します。踊りはかつて昼に行なわれたときもありましたが、現在は夜に行なわれています。
新野の盆踊りは、市神様の前に櫓をたて、切子燈籠を吊るして踊ります。踊りの種類は7つで、珍しいのは踊り収めに踊られる「能登」です。この曲になると踊り手は踊りながら瑞光院前の広場まで行く。持ってきた切り子灯籠を積み重ね、行者が呪文を唱え九字を切り、刀を抜いて道切りの式を行う。花火の合図で切り子灯籠に火がつけられると、一同振りむかずに秋歌を歌いながら帰ります。振り返ると精霊が戻ってきてしまうといわれ、古い習俗が残されている盆踊りです。
佐久市の望月の榊祭は8月15日の夜に行われる火祭りで、盆の送り火の一種とみられます。燃えさかる松明を手にした大勢の青年が松明山から駆け降りてくる。一条の火の帯のように見える松明は、望月橋の上から鹿曲川に投げ込まれる。これが済むと榊神輿が登場し、荒々しくもまれ、時には地面に落とされる。榊によって土地が清められるのである。
9月 飯田市の七久里神社秋季祭典 裸まつりは夜の祭りです。各集落から選ばれた若者が腰に太い注連縄を付け、手に大きな桶を持って頭上にかざして振り分けながら七久里神社へと進む。神官からお祓いを受け、「しんせん」と称する筒花火に点火する。この花火が散る中で裸男の桶振りが続けられ、最後に高い柱の先に取り付けられた大三国(手筒煙火)に点火する。勇壮な裸祭りは男の祭りであるとともに火の祭りです。
10月 木曽駒で知られている南木曽町の田立花馬祭りは細い割竹に5色の色紙を付けた「花」と称するものを馬の鞍につけて、お囃子に合わせて馬の行列を神社の境内に繰込む。しばらくして太鼓が打たれ見物人がその「花」を奪い合い、家に持ち帰り、戸口にさして無病息災を、田畑にさして豊作を祈願する「花奪いあい祭り」です。
浅間温泉に古くから伝わる浅間温泉たいまつ祭りは五穀豊穣と人々の安泰を願って行われる、御射神社春宮の火祭りです。採り入れ後の麦わらでつくった奉納されるたいまつは50本ほどで、大きな松明は直径3メートルにもなり、温泉街の中を数人の若人たちが燃え上がる松明を担ぎ、かけ声をかけながら練り歩く姿はとても勇壮です。最後に放りなげて祭りを祝う光景は火祭りの名にふさわしいものです。
11月には長野えびす講煙火大会が開催されます。長野の煙火の歴史は古く、江戸時代から盛んであったと伝えられ大正時代には、煙火師を厳選し全国の煙火師にとって、この大会への参加は「出世煙火」とまでいわれるようになりました。最近では全国屈指の煙火師を招き新作花火コンテストも始まり、ファンを魅了しています。
12月 安曇野神竹灯は穂高神社の境内で行われる神秘的なイベントです。安曇野の神「穂高見命」の姉にあたる大分県竹田市祖母山の神「豊玉姫」から贈られた1万本の竹灯籠に火が灯ります。この竹灯籠は「孟宗竹」であり、竹田市で開催される「たけた竹灯籠」で灯りが灯されるものです。
遠山の霜月祭りは旧暦の11月(霜月)に行われる湯立神楽で、昼間が最も短く生命力の弱まった冬至の頃に、全国の神々を招きお湯でもてなし、太陽と生命の復活を祈る儀式と考えられています。現在は、12月上旬から中旬にかけて遠山谷の各集落の神社で日を違えて行われています。社殿の中央に設えた釜の上には神座が飾られ、湯を煮えたぎらせて神々に捧げます。祭りのクライマックスを迎えると天狗などの面が登場し、煮えたぎる湯を素手ではねかけます。ふりかけられた禊ぎの湯によって、一年の邪悪を払い新しい魂をもらい新たな年を迎えます。
千曲市にある武水別(たけみずわけ)神社は、「やわたの八幡さま」の愛称で近郷の人々に親しまれている神社で、地域の五穀豊穣と、千曲川の氾濫防止を祈願して祀られたとされています。毎年12月に行われる大頭祭(だいとうさい)は、氏子から選ばれる5人の頭人(とうにん)を中心に行われる新嘗祭です。大頭祭の一番盛り上がりをみせるのが練り行列(大名行列・練り込み)で、5人の頭人が行列を作って、斎ノ森神社から武水別神社まで米などのお供え物を運びます。行列には宝船やお囃子、武者行列などが加わり、長さ数百メートルの大行列になります。宝船からは行列の途中で祝いの供物が振舞われる「御供まき」が行われ、大きな賑わいを見せます。

長野県の花は りんどう
長野県の鳥は らいちょう
長野県の木は しらかば
長野県の獣は かもしか
(長野県の公式ホームページ)

長野県のシンボル/長野県
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