滋賀県の有名なお祭り

水口曳山祭

Koganemaru59, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

長浜曳山まつり

びわ湖大花火大会

滋賀県は近江(淡海)の国。近江の国に長く横たわる琵琶湖が、この国の通り抜ける道を規制する役割を演じ、東海道、東山道、北陸道などが接する交通の要衝となってきた。このため、交易のみならず、東西の文化も流通する経路になったので、各地の様々な文化が流入しています。
2月 征夷大将軍・坂上田村麻呂を祀る田村神社の平安時代初期から行われている厄除大祭(田村まつり)は、弘仁3年(812年)の凶作によって疫病が流行した際、嵯峨天皇が坂上田村麻呂に災厄を祓うよう勅命を発し、この勅命により三日三晩にわたる祈祷が行われ、災い事が収まったことに起源をもちます。この祭りでは、境内に流れる御手洗川の橋上から、節分の福豆を自分の歳の数だけ流すことで厄が落ちるとされる「厄豆落し」が参詣者に人気となっている。
3月 左義長まつりは日牟礼の左義長と呼ばれ、松明の上に赤い色紙や薬玉、巾着、扇などを飾り、海産物や穀物等の食べ物で作る「ダシ」と呼ばれる作り物を飾りつけ、夕刻になると松明のダシを境内へかつぎこみ、それを次々と点火する。夜空を焦がすように燃え上がる松明の火は壮観です。
長浜は羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が開いた町で、長浜城主であった秀吉に男子が生まれ、喜んだ秀吉は、城下の人びとに砂金を振る舞い、町民がこれをもとに曳山をつくり、長浜八幡宮の祭礼に曳き回したのが4月に行われる長浜曳山まつりの始まりといわれています。最大の呼び物は曳山に設けられた舞台の上で演じられる子供歌舞伎。大人顔負けの熱演は、見物客の拍手喝采を浴びます。
比叡山延暦寺の荒法師が、強訴のために京の都に担ぎこんだと言われる神輿の祭りが日吉神社の日吉山王祭です。神輿を中心とする祭りとして最大規模で、それに不随する行列にも華やかさが満ちていて、春の桜と艶やかさを競う祭りとして有名です。
高島市今津町の川上祭(サンヤレ祭)は、山の権益を共有する三つの組が行う祭りで、囃子番・神輿番・大幟番を順番に交替しながら勤めます。囃子番は大太鼓・小太鼓・鉦で太鼓囃子を奏し、大幟番は、長い竹の板に赤・青・白の色紙を貼った大幟を作り、神輿番は神輿行列を組んで御旅所に進みます。その後、サンヤレ踊り、流鏑馬の奉納などがあります。お囃子にある「サンヤレ」から「サンヤレ祭」と呼ばれています。
京都の祇園祭りの影響を受けて滋賀県には山車の出る春祭りが多いようです。水口曳山祭りは16基の曳山が町中を巡行します。大太鼓、小太鼓、鉦、笛で演奏される囃子は「水口囃子」として知られており、そのにぎやかな囃子に乗って巡行する曳山は壮麗です。
日野町は近江商人と呼ばれる商人の一翼を担った日野商人の町で、日野祭りも、その経済力によるところが大きく、16基の曳山や、その華麗な装飾品の数々は、日野の繁栄ぶりと文化水準の高さを物語っています。
参勤交代の行列で毛槍を振って先導していた奴の姿を、数多く見てきた滋賀県では、祭りの特色の一つに奴振りがあるのは不思議なことではありません。その奴振りの行列で知られ、5月に行われる油日祭りは、五年に一度、奴振りの行列が出ます。長持ち奴、毛槍奴、挟箱奴など総勢六十人にもなる行列は見事で、独特の振り付けや歌を披露します。
竜王町弓削にある小日吉神社は荘園時代坂本日吉神社の社領地であり、その分霊(大山咋之命)をお祀りしたと言われており、毎年5月1日から3日に小日吉神社の祭礼が開催されます。弓削地区の15歳から25歳の男子によって行われる祭りで、その宵山となる1日に、神前の大松明を燃やす弓削の火祭りと呼ばれる神事が行われます。打ち上げ花火や仕掛け花火が奉納され、その後に巨大な丸松明と大変珍しい形の三角松明(三角錐の頂点を上下に継ぎ足した形)に火が灯され、その燃えさかる火で、祭りはクライマックスを迎えます。
近江に伝わるケンケト祭りは、長刀振りや太鼓打ちを中心とする少年の祭礼芸能で、色鮮やかな友禅模様の衣装を身にまとい、太鼓と鉦の囃子にのせて軽やかな長刀踊りを奉納します。その衣装は、織田信長が水口で戦った際に、従軍していた地元の人々の鎧を脱いだ格好とも言われています。
高島市に大溝祭と称される曳山祭りが伝えられています。5基の曳山には、豪華な天幕と胴幕、見送り幕が飾られてあり、各山車とも趣向が疑らされています。宵宮に、曳山に提灯をつけ曳き廻る光景は、もっとも豪華で美麗です。
大荒比古神社の例祭、七川祭は鎌倉時代に佐々木高信が出陣の際には戦勝祈願をし、凱旋のときに御礼として流鏑馬と的を神前に奉納したのが、始まりといわれています。神輿渡御、流鏑馬、役馬競馬と奴振(やっこふり)が今に伝えられていますが、特に、奴振が見ものです。奴振は、奴姿の若者がユーモラスな歌にあわせて、的を片手で持って練り歩く的練(まとねり)と、酒樽を肩に担いで踊る樽振(たるふり)があります。
8月 びわ湖大花火大会は日本最大の湖、琵琶湖を舞台に繰り広げられる大花火大会です。約1万発の花火が湖面を色鮮やかに彩り、湖上から次々と打上げられる花火は印象的。さまざまな形の花火が競演する様は迫力満点で、息をつく暇もなく圧倒されてしまいます。湖上遊覧と併せて楽しむ人も多く、例年はおよそ35万人もの人が集まります。
10月 秋に曳山が出るのが大津祭です。江戸時代に、塩売治兵衛という人がタヌキのお面を被って踊ったのが始まりともいわれています。13台の曳山は県内で唯一、人形からくりを仕込んである曳山で、ゴブラン織りの見送り幕や黄金の装飾金具に飾られた瀟洒な造りです。

開催日開催地お祭りYouTubeWikipedia
1月第2土曜日
守山市勝部神社の火祭り勝部の火まつり
1月10日から3月10日
長浜市長浜盆梅展長浜盆梅展
長浜盆梅展
2月17日から19日甲賀市厄除大祭(田村まつり)
厄除大祭 田村神社
3月中旬の土・日曜日
近江八幡市左義長まつり近江八幡・左義長まつり
左義長
4月9日から17日
長浜市長浜曳山まつり長浜曳山まつり
長浜曳山祭
4月12日から14日
大津市日吉山王祭日吉山王祭
日吉山王祭
4月14日に近い日曜日東近江市五箇まつり(宮荘町)
五箇神社例大祭
4月14・15日近江八幡市八幡まつり
八幡まつり
4月18日高島市川上祭(サンヤレ祭)
川上祭
4月19日・20日
甲賀市水口曳山祭り水口曳山祭り 本宮
水口曳山祭
5月1日甲賀市油日祭り
油日神社の奴振り
5月1日から3日竜王町弓削の火祭り
弓削の火祭り
5月2日・3日
日野町日野祭日野祭
5月3日草津市サンヤレ踊り(草津市公式ホームページ)
老杉神社のサンヤレ踊り
5月3日竜王町ケンケト祭り
ケンケト祭り 竜王町
5月3日
米原市筑摩神社の鍋冠祭鍋冠まつり
筑摩神社 (米原市)
5月3日から5日
高島市大溝祭大溝祭
5月4日近江八幡市篠田の花火
篠田の花火
篠田の花火
5月4日高島市七川祭
七川祭り
5年ごと5月4日長浜市茶わん祭り
丹生茶わん祭り
5月第3週の日曜日大津市青鬼祭り
青鬼祭り
5月中旬から下旬頃
守山市守山ほたるパーク&ウォーク守山ほたるパーク&ウォーク
5月最終日曜日東近江市東近江大凧まつり
東近江大凧まつり
6月第1週の日曜日
多賀町多賀大社 御田植祭
多賀大社御田植祭
6月第1週の日曜日
大津市近江神宮 流鏑馬
流鏑馬神事(近江神宮)
7月第3土・日曜日近江八幡市浅小井曳山まつり
浅小井祇園祭(曳山祭り)
8月3日から5日
多賀町万灯祭(多賀大社)
多賀大社 万灯祭
8月上旬彦根市彦根ゆかたまつり
彦根市 ゆかたまつり
8月8日前後大津市びわ湖大花火大会
びわ湖大花火大会
びわ湖大花火大会
8月14日・15日日野町火振り祭り
火振り祭り
8月15日・16日
近江八幡市日牟禮八幡宮 萬燈祭
日牟禮八幡宮の萬燈祭
8月17日
大津市建部大社 船幸祭
建部大社 船幸祭
9月第1日曜日日野町芋競べ祭り(日野町公式ホームページ)
中山の芋くらべ祭り
10月初め
大津市石山寺 秋月祭石山寺秋月祭
10月上旬の金・土・日曜日
甲賀市信楽陶器まつり信楽陶器まつり
信楽焼
10月上旬から翌2月中旬米原市ローザンイルミ
ローザンベリー多和田
スポーツの日の前の土・日曜日
大津市大津祭大津祭
天孫神社
スポーツの日を含む3連休
米原市米原曳山まつり米原曳山まつり
10月中旬の土・日曜日
近江八幡市八幡堀まつり 町並みと灯り八幡堀まつり
11月3日彦根市ひこねの城まつり
ひこねの城まつり
彦根城
11月上旬の金・土曜日
草津市草津街あかり草津街あかり
11月第2週の日曜日近江八幡市あづち信長まつり(武者行列)あづち信長まつり

滋賀県の花は石楠花
滋賀県の鳥はかいつぶり
滋賀県の木は紅葉

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