
石鎚山お山開き

西条まつり

新居浜太鼓祭り
愛媛県の北から西へかけての海は古くから海の交通路である瀬戸内海で、芸予諸島などを利用して活躍した伊予水軍の名が歴史に残るなど、海を活用した経済や文化の交流の影響があります。動物の尾のように海に長く突出した佐田岬の南は宇和海となって、対岸の九州との交流があり宇和島独自の文化を作り上げてきました。
旧暦1月 古式の祭礼として親しまれている椿まつり 伊豫豆比古命神社の春の例祭は、祭礼日には太市が出て大勢の参拝客で賑わいます。この神社の神事には「おしのび渡御」があり、神輿の神幸では、神門を出るまでは言葉を発してはならないという禁忌を守っています。椿まつりは伊予路に春を呼ぶといわれ、椿まつりが終わると暖かくなってくるようです。
3月 道後温泉まつりは神代の昔、足を痛めた白鷺が湧き出る湯で傷を癒したという伝説の道後温泉で開催されている春の始まりを告げるまつりです。湯祈祷を皮切りに、ブラスバンドのパレードや長寿餅つき、道後温泉おどりや郷土芸能大会など様々なイベントが開催されます。中でも注目するのは法被姿の女たちが繰り広げる「女神輿かきくらべ」で、勇ましく華やかです。
5月5日に内子町のいかざき大凧合戦が繰り広げられる。男子の初節句を祝う伝統行事で、小田川の豊秋河原の両岸から数百流の大凧が舞いあげられる。かっては両岸が五十崎村と天神村に分かれていたことから、両岸の凧が空中で絡み合って引っ張り合い喧嘩になることから「喧嘩凧」と異名をとった。近頃はルールがあって喧嘩になることはなく、空中での壮大な凧合戦は観衆をわかせます。
旧暦5月 大山祇神社御田植祭は島内の集落から選ばれた早乙女が白衣の装束に赤い襷をかけ、手甲脚絆姿で斎田に田植えをするのですが、その田植えの前に、一力山(力士)が目に見えない稲の精霊と相撲をとる一人角力(ひとりずもう)が奉納されます。これは、目に見えない稲の精霊の威力を示すことで豊作を祈る神事です。
修験道の開祖役行者や弘法大師が修行した石鎚山は修験道の聖地として知られており、その信仰が県の内外に及んでいます。7月の石鎚山お山開きには神像の出御祭が執行され、三体の神像は信者に背負われて頂上に向かう。山頂直下にある鎖場を駆け上がり、頂上社に神像を安置し、互いに神像に身体を押しつけ合う。神威を身に受ける儀式です。お山開きの十日間は登山道に信者があふれ、石鎚山への信仰が篤いことが知られています。
8月 松山の夏の祭り松山野球拳おどりは踊りながら街を練り歩く「野球拳おどり」と「野球サンバ」などがあり、松山は全国でも野球が盛んで、「野球拳」発祥の地、町の祭りとして定着してきました。「連」と呼ばれるグループが、踊りながら街を練り歩き、軽快な音楽に合わせ、オリジナルのダンスも各グループが披露します。
内子町寺村の寺村山の神火祭りは、夏の夜の神迎えの行事で、当番制で伝承されてきました。六角山に祭壇を設け、麓の畦道に灯芯をつけた棒を立て、夕刻になるとこれに火をつける。その火の中で山際に「山ノ神」の火文字が燃え上がる。本来は神迎えの祭りですが、百八灯の念仏行事も習合され、今は八月の盆行事としておこなわれています。
南予地方の闘牛は牛の大相撲です。闘牛の民俗行事は、新潟県、島根県の隠岐島、鹿児島県の徳之島、沖縄県でも行われているが南予の闘牛はは歴史も古く、国技の相撲を模して定期的に行われる宇和島闘牛大会は観衆の人気を呼んでいます。
松山市の沖の伊予灘に浮かぶ興居島は、伊予水軍の根拠地の一つとされており、その水軍が戦った模様を演じて見せたのが始まりの、10月に行われる興居島の船踊りは、いつの頃からか氏神様の祭礼神事として取り入れられるようになりました。太鼓が同じリズムを繰り返し、言葉を発しない踊りは現代でいうパントマイムで、「六法」を踏み、見栄を切る歌舞伎荒事の振りで踊ります。見栄を切る場面で島民から大きな掛け声、また盛り上がる場面では拍手・歓声があがるなど、島の生活の中で脈々と受け継がれてきた伝統の踊りです。
西条市の秋祭り西条まつりには華麗な飾りつけで知られる、豪勢なだんじりが引き出されて人々を感嘆させます。伊曽乃神社、嘉母神社、石岡神社、飯積神社の4社のだんじり百数十台が、宮入りの際の加茂川渡御では川中を競り合い、祭りの興奮を盛り上げます。
西条まつりのだんじりは矢形のだんじりですが、新居浜市のだんじりは太鼓台だんじりで、新居浜太鼓祭りは豪壮な男の祭りです。市内のだんじりは50台余り、高さ約5.5メートル、長さ約12メートル、重さ約3トンにもなる太鼓台を総勢150人ほどの「かき夫」と呼ばれる担ぎ手らによって担ぎ上げる「石段かき上げ」に人気があります。
開催日 | 開催地 | お祭り | YouTube | Wikipedia |
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1/2・5/3・8/14・10/第4日曜 | 宇和島市 | 宇和島闘牛大会 | 宇和島闘牛 | |
旧暦1月7日・8日・9日 | 松山市 | 椿まつり 伊豫豆比古命神社 | 椿まつり 伊豫豆比古命神社 | |
2月下旬から3月中旬 | 砥部町 | 七折梅まつり | 七折梅園梅祭り | |
3月中旬から下旬 | 松山市 | 道後温泉まつり | 道後温泉まつり | 道後温泉 |
4月2日・3日 | 八幡浜市 | 真穴の座敷雛 | 八幡浜の真穴の座敷雛 | 真穴の座敷雛 |
4月上旬の土・日曜日 | 松山市 | 松山春まつり(お城まつり) | 松山春まつりお城まつり | |
5月3日・4日 | 松山市 | 北条鹿島まつり | 北条鹿島まつり | |
5月5日 | 内子町 | いかざき大凧合戦 | いかざき大凧合戦 | |
旧暦5月5日 | 今治市 | 大山祇神社 御田植祭 | 大山祇神社 御田植祭 | |
7月1日 | 西条市 | 石鎚山お山開き | 石鎚山 お山開き | |
7月中旬 | 今治市 | 三島水軍鶴姫まつり | 三島水軍鶴姫まつり | |
7月22日から24日 | 宇和島市 | 和霊大祭 うわじま牛鬼まつり | うわじま牛鬼祭り | 和霊大祭 |
8月の始めの土・日曜日 | 今治市 | おんまく | 今治 おんまく 継ぎ獅子 | おんまく |
8月12日・13日 | 松山市 | 松山野球拳おどり | 松山野球拳おどり | |
8月14日 | 八幡浜市 | 五反田柱祭り | 五反田柱祭り | |
8月15日 | 内子町 | 寺村山の神火祭り | 寺村山の神火祭り | |
8月下旬 | 内子町 | 内子座文楽(内子町公式ホームページ) | 内子座 | |
秋分の日 | 今治市 | 姫子島神社 秋の例大祭 | 岡村島姫子島神社 暴れ獅子 | |
10月5日から7日 | 松山市 | 松山秋祭り | 松山秋祭り | 松山秋祭り |
10月第1土曜日 | 松山市 | 興居島の船踊り | 船上歌舞伎 興居島「船踊」 | |
10月13日から15日 | 四国中央市 | 川之江秋まつり | 川之江秋祭りの軌跡 | |
10月13日から15日 | 四国中央市 | 土居秋まつり | 四国中央市秋祭り土居地区 | 土居太鼓祭り |
10月14日から16日 | 西条市 | 西条まつり | 西条まつり宮出し | 西条祭り |
10月16日から18日 | 新居浜市 | 新居浜太鼓祭り | 新居浜太鼓祭り | 新居浜太鼓祭り |
10月第3土・日曜日 | 今治市 | 菊間祭り | 菊間祭り | |
10月21日から23日 | 四国中央市 | 伊予三島秋祭 | 伊予三島秋祭り | 伊予三島太鼓祭り |
10月29日 | 宇和島市 | 宇和津彦神社秋祭り | 宇和津彦神社 秋祭り | |
11月3日 | 宇和島市 | 吉田町秋祭り | 吉田秋祭り | |
11月第1土・日曜日 | 砥部町 | 秋の砥部焼まつり | 秋の砥部焼まつり | 砥部焼 |



愛媛県の花はみかんの花
愛媛県の鳥はこまどり
愛媛県の木はまつ