
火伏せの虎舞
「写真提供:宮城県観光プロモーション推進室」

仙台青葉祭り

仙台七夕まつり
東北地方を「みちのく」と呼び「道の奥」と書きます。東北の各地に足跡を残した松尾芭蕉の旅行記も「奥の細道」です。その「みちのく」の中心仙台市は東北の中心都市で人口も100万を超え東北地方の玄関口です。
1月 その仙台市の祭りは正月の松飾りやしめなわを焼納する正月送りの「ドンド焼き」大崎八幡宮 松焚祭は市内の造り酒屋の杜氏衆の裸詣りもあって境内は賑わいます。元々は、この時期に酒の仕込みを行う杜氏が、事故無く美味しいお酒ができるよう参拝したのが始まりとされています。この慣習は、江戸時代中期には定着していたそうです。
3月 日本三景松島の玄関口である塩竃市に鎮座する鹽竈神社の春の祭りの鹽竈神社帆手祭は塩竈さまの荒神輿として、300年間受け継がれてきた由緒深い祭です。重量約1トンの神輿を16名の白丁姿の若者が担ぎ、長い一直線の石段を駆けおりる勇壮さが見どころです。そのあとをきらびやかに着飾った稚児行列と清礎な巫が神輿に供奉して市内を練り歩きます。
4月 小迫の延年は「獅子舞」の悪魔祓いの舞から始まり、「献膳」と「御法楽」がある。さらに「入振舞」、「飛作舞」、「馬乗渡し」、「田楽舞」があるが、「飛作舞」で投げ出された扇子の奪い合い、「馬乗渡し」での流鏑馬の的と矢を奪い合うこと、「田楽舞」の笠の奪い合いなどは、手に入れた集落は豊作であるといわれ必死に奪い合いが行なわれてきたので、喧嘩祭とも呼ばれています。
春に強風が吹き下ろすことにより、大火が頻発したことから、風禍・火難から逃れようと祈願した祭りが火伏せの虎舞です。中国の故事「雲は龍に従い、風は虎に従う」に倣い、虎の威を借りて風を鎮めるべく、虎に扮して舞い踊りながら、色鮮やかな山車とともに練り歩きます。屋根の上で演じる虎舞に人気があります。
5月 大和町の船形山神社の梵天ばやいは梵天(ぼんてん)を奪い合い、これを授かった集落の者が、その梵天を小割にしてシデをつけてそれぞれの苗代の水口に立てるという祭りです。山の神が田の神になるという信仰のみられる祭りとして注目されます。
初夏の風物詩として、すずめ踊りの華麗な舞や鹿踊剣舞、和太鼓など沢山の舞台イベントと時代絵巻巡行の豪華絢爛な市民の祭り仙台青葉祭りがあります。この祭りの見どころのひとつ仙台すずめ踊りは、お囃子にあわせて扇子を大きく振り、飛び跳ねながら踊る仙台発祥の郷土芸能。躍動感あふれる踊りはもちろん、生演奏のお囃子やダイナミックな太鼓の響きは迫力満点です。
7月 海上渡御が壮観で人気を集めている塩竃みなと祭は鹽竈神社の神輿は鳳凰丸、志波彦神社の神輿は龍鳳丸の御座船に奉安されます。それぞれ鳳凰と龍の頭が船頭に飾りつけられ、五色の吹き流しと旗指物を立て並べ、これに供奉するさまざまの船が百数十隻となる豪華な海上パレードです。また、前日には、東北の夏祭りのはじめを告げる花火大会も行われます。
8月 仙台七夕まつりは古くは藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、古来の星祭りの優雅さと吹き流しなどの豪華な飾り付けで全国に名が知られています。このまつりの最大の特徴は、七夕飾りが「和紙」で作られていること。各商店が多様な和紙を用い、趣向を凝らした飾り付けが華やかです。
9月 少し変わった祭りとして大崎市鳴子温泉の全国こけし祭りがあり、こけし供養祭、こけし奉納式、各産地の伝統こけしの実演展示販売、こけしの絵付け体験、こけし座談会、こけしコンクールなど、こけしに関するイベントがもりだくさんで大勢のこけしファンの熱気に包まれます。



宮城県の花はミヤギノハギ
宮城県の鳥はガン
宮城県の木はケヤキ