注目のお祭り
節分が終わるころに雛まつりが始まります。期間は長いもので2月上旬から3月下旬まで開催されます。
ビッグな雛まつりとしては、茨城県大子町の百段階段でひなまつり、埼玉県鴻巣市の鴻巣(こうのす)びっくりひな祭り、千葉県勝浦市のかつうらビッグひな祭り、静岡県袋井市の可睡斎ひなまつり、兵庫県小野市のビッグひなまつりなどがあります。
子どもの無病息災を願い、和紙や草木で作った雛人形を川や海に流す、流し雛の行事は、東京都台東区の江戸流しびな、京都市下鴨神社の流し雛、和歌山市淡嶋神社の雛流し、鳥取市のもちがせ流しびな、福岡県福津市 宮地嶽神社の流し雛神事など。
また、変わったひな祭りとして、宮城県白石市 弥治郎こけし村の雛の宴展のこけし雛、静岡県東伊豆町の雛のつるし飾りまつり、愛知県瀬戸市の陶器雛 陶のまち瀬戸のお雛めぐり、滋賀県長浜市の黒壁ガラスの雛まつりなどがあります。
福島県
9月に行われる飯野八幡宮例大祭は別名「生姜祭り」とも呼ばれているが飯野八幡宮流鏑馬神事は、狩り装束に身を包んだ騎士が、的矢では掛け声とともに馬上から的をめがけて次々と矢を放ち、生姜撒き・扇子撒きでは縁起物のショウガと扇子がまかれます。
静岡県
浅間大社流鏑馬祭は建久4年(1193年)、源頼朝が富士の裾野で巻狩りを行った際、武将を率いて浅間大社に詣で、流鏑馬を奉納したのに起因するといわれます。鎌倉時代の武者に扮した100名ほどが富士宮の市街地を練り歩いたあとに、境内、桜の馬場にて鎌倉武士の狩り装束のいでたちで、勇壮な小笠原流流鏑馬式が行われます。なお、富士の巻狩りは「曽我兄弟の仇討ち」の舞台でもあります。
滋賀県
大荒比古神社の例祭、七川祭は鎌倉時代に佐々木高信が出陣の際には戦勝祈願をし、凱旋のときに御礼として流鏑馬と的を神前に奉納したのが、始まりといわれています。神輿渡御、流鏑馬、役馬競馬と奴振(やっこふり)が今に伝えられていますが、特に、奴振が見ものです。奴振は、奴姿の若者がユーモラスな歌にあわせて、的を片手で持って練り歩く的練(まとねり)と、酒樽を肩に担いで踊る樽振(たるふり)があります。
鹿児島県
肝付町の高山やぶさめ祭は射手は中学生が務め、毎年変わります。馬に乗るところから始まり、約1ヵ月の練習を経て本番を迎えます。狩衣装束にあやい笠を身にまとい、弓受けの儀により神の使いとなった射手が馬場を疾走する姿は圧巻です。